![]() ビューティフル・マインド |
《Story》 物語は、1947年秋、ナッシュがプリンストン大学の大学院に到着するところから始まる。すべてを支配する真理、真に独創的な着想をみつけたいと、数学の研究に没頭する彼は、ときに変人にも見えた。友だちはルームメートのチャールズだけ。方程式で占められた頭に、遊びや恋の入る余地はなく、いつも研究への焦燥感でいっぱいだった。だが、数年後、あるひらめきから、彼は、古典経済学の創始者アダム・スミスが打ち立てた150年来の経済理論を覆す新理論にまで到達した。それが、後日、ノーベル賞受賞の根拠となる「非協力ゲーム理論」だ。こうしてナッシュは、アメリカ数学界の若きスターになった。遅ればせながら恋もして結婚もした。しかし、そんな彼の才能に、国防省の諜報員パーチャーが目をつけた。それからは、あるトップ・シークレットをめぐり、ナッシュの周囲にあやしげな人影が出没し始める。やがてその人影は、ナッシュの心の影にもなっていく。 《Review》 言わずと知れた2001年度アカデミー作品賞受賞作品です。私の大好きな『アポロ13』のロン・ハワード監督ってことで少しだけ期待しました。“少し”って言うのは、内容がイマイチそそられるものではなかったので・・・数学苦手だし・・・(苦笑)。とは言っても中身はフツーの人間ドラマ。屈折した人生を送りながらやがてそれを克服して国民的な英雄になっていく。。ってまぁこういうのはアメリカが最も得意とする物語ですよね!実在する人物の実話をもとにしてるのでそれなりに説得力はありますが、そんなに眼を見張るほどの素晴らしい映画か?って言うと・・・・う〜ん。。。厳しいっすねぇ。。主役のナッシュ役のラッセル・クロウは合格点の演技してます。ウマイっすね。アカデミー助演女優賞のジェニファー・コネリーは悪くないけど、優等生的芝居って感じがします。エド・ハリスはやっぱりイイんですけど、後半やや存在感が薄れてしまってました。まぁ役的にしょうがないんですけど・・・。 |