![]() ブラックホーク・ダウン |
《Story》 1993年、国連のPKO(平和維持活動)の一環としてソマリアのモガディシュに派遣されたアメリカのエリート兵士たち。若きレンジャー部隊の兵士たちとベテランによって組まれたデルタ・フォース。ソマリア国内をずたずたに切り刻んだ内戦を鎮圧するため、その作戦の一部としてソマリアの軍事独裁政権の指揮官数名を誘拐するのが彼らがうけた特命だった。しかし、周到に計画されたこの特別作戦はまったくの失敗だった。そしてそれはベトナム以来アメリカ軍が経験した最大の銃撃戦に発展して行った。 想像を絶する戦闘のなか、前線に残された彼ら兵士は、救出に来るはずの仲間の軍隊が派遣されるまでの間、敵の前線の背後で身動きがとれなくなり、孤軍奮闘しなければならなかった。彼らが味わった緊張は人間の絶えうる限界を越えていく。友はつぎつぎと死に、やがて連合軍も結成されたが、その激烈な戦闘の間に少年は男になり、兵士たちは戦争と勇気の本当の意味を知るようになる・・・。 《Review》 1993年のソマリア内戦へのアメリカの介入はアメリカの汚点とも言われてますが・・・。まずは、この映画の戦闘シーンの臨場感はたいしたモンです。映像の見せ方は確かに見事です。・・・ただ、俺の演出力はスゴイだろ!って感じがありありのリドリー・スコットの演出はちょっとどうかなぁ?って思っちゃうのは、やっぱりソマリア内戦はまだ今も続いてるわけだし、あんなにエンターティメントでいいのかなぁ?って思います。確かに映画ってのはエンターティメントなんだけど・・・アメリカ側からしか見てないところは、映画ってことである程度しかたないとは思いますけど、やっぱりあんなに簡単にソマリア側の民兵や民衆がバンバン死んで行くのとは正反対に、アメリカ兵の死はエライ重々しく描いてるところを見せられると、う〜ん、いくら映画でもこれでいいのかぁ?って思っちゃいます。 |