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息子の部屋
LA STANZA DEL FIGLIO
THE SON'S ROOM

2001 ITALY 1h39m


監督: ナンニ・モレッティ Nanni Moretti
製作: アンジェロ・バルバガッロ
原案: ナンニ・モレッティ Nanni Moretti
脚本: ハイドラン・シュリーフ
撮影: ジュゼッペ・ランチ Giuseppe Lanci
衣装: マリア・リタ・バルベラ
編集: エズメラルダ・カラブリア
音楽: アレッサンドロ・ザノン
 
出演:
ナンニ・モレッティ Nanni Moretti ジョバンニ / ラウラ・モランテ Laura Morante パオラ
ジャスミン・トリンカ イレーネ / ジュゼッペ・サンフェリーチェ アンドレア
シルヴィオ・オルランド オスカー / クラウディア・デラ・セタ ラファエラ
ステファノ・アコルシ トマゾ / ソフィア・ヴィジリア アリアンナ


Rating: ★★

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日本版 http://www.warnerbros.co.jp/sonsroom/index.html

《Story》
成功した裕福な精神分析医ジョバンニは、ある日、事故で息子を失う。残された彼は、妻、娘とともに、悲しみと後悔にさいなまれながら、空虚さの中で生きていかなければならない。
そんなある日、息子に、夏休みのキャンプで知り合ったガールフレンドがいたことがわかる。
子供だとばかり思っていた息子が、家族の知らないところで、恋をしていたのだ。
訪ねてきたガールフレンドと悲しみを分かち合ううちに、悲劇に耐えかねてばらばらになりかけていた家族に変化が起こる。
彼女が持っていた写真には、自分の部屋で、ひとりくつろぐ息子が写っていた。
自分たちの知らなかった彼の人生の一部を目にすることで、家族のそれぞれが決して受け入れられないと思っていた彼の死と、少しずつ折り合いをつけてゆく。


《Review》
2001年のカンヌで絶賛をあびたイタリア映画。かなりマジメに作られている映画です。息子の死によって家族が壊れそうになりながらも絆を築こうと一生懸命生きている姿を、マジメにとらえ、そして淡々と描いている。好感がもてる映画ではあります。ただ、辛い現実の中で生きる人々を通してリアルに真正面から“家族とは”を描かれると、ややキツイ感じもあります。エンターテイメント性がほとんどないので、映画として楽しむというより、マジメに現実と立ち向かうための映画のようで、正直言って少々疲れました。役者も素晴らしいし、イイ映画なのですが・・・やはり淡々としすぎていたと思うのは私だけでしょうか?