![]() アザーズ |
《Story》 1945年、第二次世界大戦末期のイギリス、チャネル諸島のジャージー島。グレースは、この島に建つ広大な屋敷に娘アンと息子ニコラスと3人だけで暮らしていた。夫は戦地に向かったまま未だ戻らず、今までいた使用人たちもつい最近突然いなくなってしまった。屋敷は光アレルギーの子どもたちを守るため昼間でも分厚いカーテンを閉め切り薄暗い。そこへある日、使用人になりたいという3人の訪問者が現れる。使用人の募集をしていたグレースはさっそく彼らを雇い入れるが、それ以来屋敷では奇妙な現象が次々と起こりグレースを悩ませ始める……。 《Review》 『オープン・ユア・アイズ』で一躍注目を浴びたスペインのアレハンドロ・アメナバール監督によるサスペンス・ホラー。かなり怖いです。と言っても“根アカ”なオカルト映画のようにドギツイ描写があるわけではなく、じわ〜りじわ〜りと恐怖が迫ってくる感じです。ちょっとヒッチコックっぽいです。それと、発想が面白い!まぁ“ある映画”のマネだって言う意見もありますが・・・作り方や見せ方がスッゴイうまいんで、マネにはなってないでしょう。ここまで徹底的に“あっち側”から描いた映画はまずないんじゃないでしょうかネ。ニコール・キッドマンは私にとってはイマイチ美人すぎでリアルな役どころはヘタクソって印象があるので、逆にこういったある意味リアルじゃない役ならイイかも?! |