誰も知らない
NOBODY KNOWS
2004 日本 2h21m

Rating: ★★★★★
【素晴らしい映画!是非観てね。。】

公式サイト 日本版↓
http://www.daremoshiranai.com/


監督/プロデューサー/脚本/編集:是枝裕和
撮影:山崎裕  美術:磯見俊裕  音楽:ゴンチチ

出演:
柳楽優弥/北浦愛/木村飛影/清水萌々子/韓英恵/YOU/串田和美/岡元夕紀子/
    平泉成/加瀬亮/タテタカコ/木村祐一/遠藤憲一/寺島進

《Story》
生きているのは、おとなだけですか
トラックからアパートに荷物が運び込まれてゆく。引っ越してきたのは母と4人の子供たち。だが、大家には父親が海外赴任中のため母と長男だけの二人暮らしだと嘘をついている。母子家庭で4人も子供がいると知られれば、またこの家も追い出されかねないからだ。その夜の食卓で母は子供たちに「大きな声で騒がない」「ベランダや外に出ない」という新しい家でのルールを言い聞かせた。

子供たちの父親はみな別々で、学校に通ったこともない。それでも母がデパートで働き、12歳の明が母親代わりに家事をすることで、家族5人は彼らなりに幸せな毎日を過ごしていた。そんなある日、母は明に「今、好きな人がいるの」と告げる。今度こそ結婚することになれば、もっと大きな家にみんな一緒に住んで、学校にも行けるようになるから、と。

ある晩遅くに酔って帰ってきた母は、突然それぞれの父親の話を始める。楽しそうな母親の様子に、寝ているところを起こされた子供たちも自然と顔がほころんでゆく。だが翌朝になると母の姿は消えていて、代わりに20万円の現金と「お母さんはしばらく留守にします。京子、茂、ゆきをよろしくね」と明に宛てたメモが残されていた。

この日から、誰にも知られることのない4人の子供たちだけの"漂流生活"が始まった―――。


《Review》
1988年に実際に起こった『巣鴨子供置去り事件』を題材にした映画で、ご存知カンヌ国際映画祭で最優秀主演男優賞受賞の話題作!ってことで期待して観て来ましたが、これが素晴らしい!!とにかく子供達が生き生きしてる!台本もほとんどないとかで、いわゆる“口だて”なのかな??是枝監督の前作『ワンダフルライフ』で見せたシロウトを使うことによってドキュメンタリータッチのリアリティを出すってのと共通するところはあるけど、この映画については、子供達を一年追いつづけ撮りつづけて、子供達を自然にドラマの中に引き込んでゆく、その中でのリアリティなので、子供達の本当の笑顔や戸惑い、切なさや哀しみがズシンと突き刺さってくる。置去りにした母親との関係。社会とのつながり、その全てをみずみずしく自然に表現している子供達の姿にただただ感動です!特に柳楽くんの“目”の力強さは観るものを引きつける。まだ中学生の男の子に演技のなんたるかは分かっていないと思うけど、素晴らしい演技であったことは間違いないっ!映画の持つリアリズムとは何か?その一つの答えがここにはあるような気がしました。。。イイ映画です。