半落ち |
| 監督/脚本: 佐々部清 原作: 横山秀夫 撮影: 長沼六男 主題歌: 森山直太朗 出演: 寺尾聰/柴田恭兵/原田美枝子/吉岡秀隆/鶴田真由/伊原剛志 |
| 《Story》 人は何を支えに、何を励みに、生きるのか。人が、人として、輝いて生きるための“よすが”とは。 「私、梶聡一郎は、3日前、妻の啓子を、自宅で首を絞めて、殺しました」 梶聡一郎が最寄の警察署に出頭してきた時、捜査一課強行犯指導官、志木和正は、連続少女暴行犯人の自宅を朝駆けで急襲する最中だった。 半年前、アルツハイマー病を発症した啓子の看病の為、自ら刑事を辞して警察学校で後進の指導にあたり、広く敬愛を集めてきた梶が、なぜ殺人を犯したのか。取調室で向き合う梶の視線の奥が、あまりに澄んでいることに驚く志木。 志木の取調べに対して、啓子の扼殺後自首してくるまでの2日間のことについて、固く口を閉ざす梶に、志木のみならず、駆け付けた県警幹部すべてが困惑する。取り調べにあたる志木に、誘導尋問で「空白の2日間」を捏造した事実で穴埋めするように、命じる県警幹部たち。そしてその命令に背き、取り調べ官を解任された志木は、独自に、梶がひたすらに隠そうとしている〈真実〉を探り出そうとする。7年前に一人息子の俊哉を急性骨髄性白血病で14歳の誕生日を待たずに亡くし、寄り添うように生きてきた夫婦に、一体何があったのか。 《Review》 人間の“業”や“宿命”といった一昔前の日本映画らしい雰囲気をもった映画ですネ。あまり派手な演出はナシ。マジメに作られた秀作です。原作はベストセラーだけに映画化は難しかったかもしれませんが、あくまでも主役の梶を中心に作られているのでウマくまとめられていましたネ。登場人物一人一人の背景は描ききれていませんが、2時間でまとめるには仕方ないかも・・・。役者では、やはり梶を演じた寺尾聰が素晴らしい!他の役者もみんなイイ味をだしてはいるのですが、人物の背景が見えてくるまでの描き方をしていないのでやや薄っぺらく感じてしまうのがとても残念!!ただ、マジメに作られていて好感の持てる映画でした。 |