笑の大学
Warai-no-Daigaku
2004 東宝 2h01m

Rating: ★★★★
【大人のコメディ、面白いよ!】

公式サイト 日本版↓
http://www.warainodaigaku.jp/


監督: 星護
製作: 亀山千広/島谷能成/伊東勇
プロデューサー: 重岡由美子/市川南/稲田秀樹   企画: 石原隆
原作/脚本: 三谷幸喜   撮影: 高瀬比呂史   美術: 清水剛   編集: 山本正明
音楽: 本間勇輔   録音: 田中靖志   監督補: 加門幾生   照明: 小野晃
装飾: 高畠一朗

出演: 役所広司/稲垣吾郎

《Story》
一人は笑いを愛した 一人は笑いを憎んだ 二人の友情が完璧なコメディを創り上げた
舞台は昭和15年。日本は戦争への道を歩み始めていた。国民の娯楽である演劇は規制され、台本も上演前に検閲を受けていた。そんな時代に、警視庁の取調室で出会った2人の男。
1人は笑ったことがない男、情け容赦ない検閲官・向坂睦男(さきさかむつお)(役所広司)
1人は笑いに命をかける男、劇団・笑の大学・座付作家・椿一(つばきはじめ)(稲垣吾郎)
向坂は、このご時世に喜劇など上演する意味がないと考えている。“笑の大学“を上演中止に持ち込むため、椿の台本に対して「笑」を排除するような無理難題を課していく。一方椿は、上演許可を貰うため、向坂の要求を飲みながらも「笑い」を増やす抜け道を必死に考えていく。
しかし、執拗な向坂の要求は、皮肉にも台本をどんどん面白くする方向に向かってしまっていた。いつしか2人は夢中で喜劇台本を創り始める。やがて、2人が創り上げる傑作喜劇とは。完成の瞬間、2人に訪れる宿命とは。


《Review》
もともとラジオドラマとして作られ、その後舞台化され、西村雅彦&近藤芳正の配役で上演された傑作舞台『笑の大学』。この演劇史上に残る傑作中の傑作を映画化すると聞いて、正直「ウソだろ!」と絶句してしまった。もちろん楽しみもあったが、それよりも映画化は無理だと思っていただけに、ビックリした!
そして出来上がった映画は・・・、これがなかなか良く出来ている!
舞台を知らないものにとっては全く違和感なく楽しめたはず!。ただ、比べちゃマズイと思いつつも、あの傑作舞台『笑の大学』とどうしても比べてしまう・・・。まず、舞台でコメディとして重要なファクターであるカラスのエピソードが抜けているところ、これはメチャメチャ残念!ストーリーと関係ないようで、二人を近づける要素として生きてたと思うんだけど・・・三谷さんはこのエピソード気に入ってなかったのかなぁ??それと、舞台では比較的同世代の二人が演じてたけど、映画での吾郎ちゃんと役所さんは年齢が離れすぎてて上下関係がはっきり見えすぎてつまらない。あれは上下関係と同時に大人二人の微妙な信頼関係が見え隠れするからこそイイ感じの大人のコメディになったと思うんだよね。演出も舞台に近く、役者も二人とも極力舞台に近づけて演じてたね。ただ、役所さんは色々な選択肢の中からあえて“舞台に似せる”ことを選んだって感じだけど、吾郎ちゃんはそこまで余裕のある演技じゃなかったかな・・・それでもまぁ合格点でしょう。それにしても会話劇の面白さを存分に見せてもらえた三谷幸喜脚本に拍手!