みなさん、さようなら
LES INVASIONS BARBARES
THE BARBARIAN INVASIONS
INVASION OF THE BARBARIANS

2003 CANADA/FRANCE 1h39m

Rating: ★★★
【地味だけど、味のあるドラマが観たい人にオススメ!】

公式サイト 日本版↓
http://www.comstock.co.jp/nowplaying/lesinvasionsbarbares/


監督/脚本: ドゥニ・アルカン   原作 ダニエル・ルイ/ドゥニ・ロベール
撮影
ギイ・デュフォー       音楽: ピエール・アヴィア

出演:
レミー・ジラール/ステファン・ルソー/マリ=ジョゼ・クローズ/マリナ・ハンズ

《Story》
あなたはどんな最期のひとときを過ごしたいですか?
「贅沢な病院は主義に反する」と、廊下にまでベッドがひしめく公立病院に入院した主人公のレミ。大学で歴史学を教えていた彼は、証券ディーラーの息子、セバスチャンを「1冊の本さえ読まない最低の人間」とののしる破天荒な享楽的社会主義者だ。息子の思いがけない愛情と、それにもまして温かい友情という精神的なモルヒネを受けたレミは、相変わらずの毒舌を吐きながらも、自分に残された最期の日々を楽しもうとする。病室で開かれる大宴会で、あるいは星空の下で焚き火を囲みながら、互いにたいしたことのないバカな人生だった笑いあうレミと友人たち。そこに、太平洋を航海中のレミの娘からビデオ・メールが送られてくる……。


《Review》
“死”について語られる映画って、たいてい暗くなるか、メッセージ性のかなり強い映画になりがちだけど、この映画はなぜか楽しく、というか気楽にというか、全然暗くなっていない。肩にチカラを入れることなく“死”というテーマを自然に表現しています。死に直面した父と正面から立ち向かい、それぞれの生き方をぶつけ合う。“死”に直面しているからといってもそこにはまだまだそれぞれの人生を生きている人たちがいる。だから普通に“生”をぶつけ合っている。これってホントはごく自然なことだよね。でもそれを映画にするのは実は難しい。この映画ではそれを自然体で語られていく。なかなか味のある映画ですね。