だよもんド=アイ戦闘記録#2

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第八話〜第十一話、補編その一

最終更新 Saturday, 18-Sep-2004 22:30:12 JST
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第八話「『熱闘、女の戦い再びっ! アイは未成年?』の巻」
作:KGG
2000年4月10日投稿
第九話「『刑事が出会った謎の少女! 警察密着24時間』の巻」
作:○川某
2000年4月11日投稿
第十話「『聖戦士だよもんド=アイ! ハイパー名雪』の巻」
作:○川某
2000年4月12日投稿
補編その一「徹底検証!Making of アイ 、駄目サラリーマンの真実」
作:○川某
2000年4月13日投稿
第十一話「『街の真ん中でアイを叫んだケモノ』の巻」
作:○川某
2000年4月21日投稿
 
 

第八話「『熱闘、女の戦い再びっ! アイは未成年?』の巻」 作:KGG (2000年4月10日投稿)
 

専用掲示板を記念して、KGGが書いてみますね。
皇帝陛下(か何か)さん応援セールで、皇帝陛下(か何か)さんのお話の続き、ただし、皇帝陛下(か何か)さんのために、ななぴ〜はとっておいて、茜編の方をやらせていただきます。うまく書けますかかどうか‥‥‥。

第八話 「熱闘、女の戦い再びっ! アイは未成年?」の巻

 ここは、いつもの浩平の家。いや、正確には、浩平の叔母さんの家なのだが、仕事に忙しい家主より明らかに浩平の方がその家に滞在している時間が長い。しかも、その台所では、浩平が連れてきた浩平の彼女がいそいそと料理をしている。というか、それくらい放任な保護者なのだということか。
 浩平の彼女、恋人。そう。そのキッチンには、茜、再び。今日は、茜が夕食を作りに来てくれたのだ。どうも、この間のケーキは妙な邪魔が入ってゆっくり味わうこともできなかったからというのが、茜の弁だが、「ああ、茜、そこまでオレのことを‥‥‥」と勝手に舞い上がっている浩平である。いつものひよこのエプロンとひよこの三角巾で、料理にいそしむ茜の後ろ姿が、浩平には、うれしはずかし。
「茜ぇ〜、まだ〜」
 こういうときに無意味にせかすと怒られるとは、わかっているのだが、覗かずにはいられない。というか、怒られて見たさ半分の浩平。いや、男ならっ、である。
 振り返った茜は、表情も変えず、左手に持ったボールのなかの真っ赤なミンチを、おもむろに右手のへらでザックと突き刺し、すくって浩平の目の前に突き出す。
「生肉でよければ‥‥‥」
 メインディッシュは、ハンバーグらしい。冷たいぺとぺとの挽肉が、浩平の鼻の頭に、ちょとだけ、ぴちょんと付く。
「‥‥‥いえ、けっこうです」
 浩平がおとなしく引っ込むと、茜は何ごともなかったかのように、料理に戻る。
 きっと食後には激甘度×5くらいの浩平にとっては凶悪なデザートが付くのは目に見えているのだが、「そういうのにも慣れなくちゃいけないよな」とか思ってしまう、幸せ絶頂の浩平であった。‥‥‥どうでもいいが、書いてて、首しめたくなってきたぞ、コイツ。
 とそのとき‥‥‥。
 どんがらがっちゃんっ!
 擬音としてはかなり古典的なノリの音が、突然、幸せぷんぷんの夕暮れ時の小坂(居候折原)家に響き渡る。
「なんですか?」
 さすがに、茜も、キッチンから顔を出す。
「ガレージの方からだな。叔母さんは、今日は明け方まで帰れないって置き手紙があったし、なんだろう。ちょっと見てくるよ」
 浩平が出ていき、茜もとりあえずキッチンにもどる‥‥‥と、そこにいたのはっ!
「そこまでだよもん! 余は永遠の世界よりやって来た正統派ヒロインを援護する神の使者だよもんド=アイ! 正統なるヒロインの正当なる評価を正当なる権利を守るために戦う正ヒロ会の精だよもん!」
 言ってることもその格好も、どこから入ってきたのかとかいう質問がどうでもよくなるくらいの強烈なキャラクターだ。まったく、細かい説明が省けて楽だ。
「前回は、がせネタ掴まされて相手を間違えたけど、今回は間違えないんだもん! 涙腺破壊度NO.1とか言われても、二番目に小説が出ても、二番目にCDが出ても、正統なるヒロインは、いつも最初に小説もCDもでるんだもん! 売れる見込みがなくてもとりあえず出るのが正統ヒロインだもん!」
 でも、よく見ると‥‥‥。
 茜は気が付いた。
 さすがにONEヒロイン中、もっとも人生経験豊富、超常現象もおっけ〜の茜は、ちょっとかよわい女の子なら卒倒しかねないその奇天烈な格好の侵入者も、ゆっくり落ち着いて、相手を観察するだけの余裕があった。
 頭の上にくくりつけた猫や、麺の泉や、へんなマントや、アンテナなんかでよくわからなかったが、着ているのは、茜と同じ高校の制服だ。それに‥‥‥ひょっとして、この髪型は‥‥‥。
「あまりに常軌を逸した格好で、尋ねるのもためらわれますが、ひょっとして、同じクラスの長森さんではありませんか?」
 こんな性格だったろうか? とほとんど会話をしたことのないクラスメートの姿を思い出しながら、尋ねた茜だったが、明らかにその侵入者は、ぎくりとした。というか、全身で、明らかに「動揺しました」というリアクションをする。隠し事のできなさそうなタイプだ。
「ち、ちがうもんっ。長森瑞佳なんて人、知らないもんっ」
 慌てて、うっかり、ほとんど、自白したようなもののだよもんド=アイであった。茜は、一瞬だけ、何かを考え込んだような仕草をする。
「保護者のいない家に勝手に上がり込んでの不純異性交遊、ゆるさないんだもん! 由起子叔母さんから、勝手に入ってもいいっていわれてるのはあたしだけなんだもん。ひよこのエプロンと三角巾なんかで‥‥‥」
 ここで、アイの言葉がつまる。
「かわいいひよこさんなんて、ひよこさんなんて、ひよこさんなんて‥‥‥」
 視線が、茜のエプロンと三角巾に釘付けになっている。
「‥‥‥ひょっとして、このエプロンと三角巾が欲しいんですか?」
「ほしっ、ほしっ‥‥‥ほしくないもんっ!」
 びしっと、アイは、茜を指さす!
「と、とにかく、今日は、逃がさないもん!」
 ほとんど、照れ隠しである。
「わかりました。それでは、とりあえず、勝負ということで」
 そんなアイに対して、茜は、慌てる様子もなく、冷蔵庫を開ける。
「えっ? なんだもん」
 茜は、冷蔵庫の中から次々と缶ビールを取り出すと床の上に並べだした。数十本もよく冷えたアルミ缶が並んだところで、茜は、床の上に正座する。
「なにしてるんだもん?」
「とりあえず、お座りください」
 言われるままに、何となく座ってしまう、アイ。というか、人生の経験値の差で、戦う前から勝負は決していた。
「たくさん飲めた方の勝ちです。よろしいですね」
「なんだか、わかんないけど、わかったもん。負けないんだもん」
「よろしいです。それでは、わたしから‥‥‥」
☆ ☆ ☆
 表に出た浩平は、家のガレージの扉に突き刺さっているハデな真っ赤なスポーツカーに仰天した。しかも、車は一面バラの花で覆われている。どこかで見たような‥‥‥と思いながら、しかし、浩平は、明け方疲れて帰ってくるだろう叔母さんのために、その車の残骸をなんとかガレージの前からどかすべく、格闘した。通りかかった近所のおじさんおばさんお兄さんたちもかり出されてしまったのは言うまでもない。
 後で、お礼いっとかなきゃなぁ、とか思いながら、愛する恋人が夕食を用意して待っているはずの自宅に戻ってみると‥‥‥そこもまた、修羅場であった。
 散乱する空き缶。すさまじいアルコールの匂い。そして、完全に酔いつぶれて寝ている、だよもんド=アイ。
「やっぱり、コイツか」
 アイの頭の上で身動きとれずにみゅー、みゅー鳴いているぴろが、また、もののあはれをさそう。
「すごいなぁ。これ、全部開けたのか?」
 浩平は、半分あきれたように、キッチンの床に散らばるビールの空き缶を眺めた。ザッと数えても20本以上はある。
「あいつは、牛乳くらいしか飲めないんじゃなかったのか?」
「こちらの方がお飲みになったのは一本と半分だけです」
 修羅場の中で何ごともなかったかのように、落ち着いて座り、手の中の缶を飲み干す茜。
「それじゃ、残りは‥‥‥」
「わたしが飲みました」
 だけど、茜は、確かに目の下がかすかにほんのりと赤く染まっているが、それ以外は、まったく普通の様子だ。とてもここに散らかっている缶ビールのほとんどを平らげたとは思えないが‥‥‥。
 ここで、浩平は、いつかのクリスマスパーティを思い出した。茜は、激甘党でもあるが同時にアルコールにめっぽう強い辛党でもあるのだ。
「とにかく、コイツは、ここに寝せておくわけにもいかないからな。とりあえず、オレのベッドに寝せておこう」
 浩平が、つぶれたアイを担ぎ上げ、二階の自分の部屋へ連れて行く。
 茜も、すっと立ち上がり、その後をついていく。茜は、足下もまったくあやしくない。みごと。
「幼なじみのやきもちですか‥‥‥」
「なんか言ったか?」
「いえ、なにも。少し、酔ったようです」
 茜は、自分の三角巾を頭から外すと、結び目をほどいて丁寧にたたんだ。それを、寝こけるだよもんド=アイの枕元にそっと置く。
「代わりに、というわけではありませんが、これは差し上げます‥‥‥」

 勝負には負けたが、ひよこの三角巾はゲットだ、だよもんド=アイ! これぞ、肉を切らせて骨を断つっ。よかったな、だよもんド=アイ! でも、ほんとによかったのか、だよもんド=アイ?! ちなみに、未成年者の飲酒は法律違反でCANDY BOX! は未成年者の飲酒を奨励してないぞっ、だよもんド=アイ! ってほとんど飲んだの茜か。

 これで、またもや敗北のだよもんド=アイ。次回、巻き返しはあるのかっ! 刮目して待てっ!


第九話「『刑事が出会った謎の少女! 警察密着24時間』の巻」 作:○川某 (2000年4月11日投稿)
 

毎度どうも
この年になって花粉症が発病した半死人サラリーマンです
鼻が詰まってテンションが下がり気味ですが
また一本送らせていただきます


祝!独立(島流し)記念
だよもんド=アイ
第九話「刑事が出会った謎の少女! 警察密着24時間」の巻

とある河川敷、 一人の少女が手持ちぶさたに佇んでいる
少女は草の上に腰を下ろし か細いため息をつく
「みゅ〜 .....」
うつろな目で 川面を見つめる少女 繭
そこへ近寄る一人の男
男「お嬢ちゃん、こんなとこで何してんだい?」
繭「みゅ〜?...」怪訝そうに男を見る繭
男「いや おじさんは怪しいもんじゃないよ」
黒い革の手帳を見せると男は繭の隣に腰をおろした
男「おじさんは 山手中央署の刑事で安浦ってもんだ。お嬢ちゃん今の時間は学校じゃないのかい?」
繭「みゅ〜...」
安浦「ま、言いたくないんなら 仕方がないな。でも こんなとこにずっといたら風邪引くぞ
それにお腹空いてるだろう。何か食べないか」
繭「ハンバーガー...」
安浦「そうか、ハンバーガーがいいか。じゃついてきなさい」

一方 こちらは山手中央署
TVの取材ということで番組の制作スタッフが何やら作業をしている
冬弥「あ、そのケーブルは通る人の邪魔にならない様に脇に寄せて」
志保「あ〜もう TV局のバイトって言うからやって来たのに 単なる肉体労働じゃないの
それに有名人に会えると思ってたのに こんな暇そうな警察署で
雨傘番組『ドキュメント!わくわく警察温泉旅行』の収録なんて、もうほとんどサギよ、サギ」
琴音「さっきから文句ばっかり言わないで下さい。大体、ジャーナリストになるための勉強よ、
とか言って誘ってきたのは志保さんじゃないですか。やっと体調が戻ったのに」
志保「もう あのラーメンのことは思い出させないでよ 姫川2000
大体何よ この取材は? アルバイトAD一人に学生アルバイト二人なんて
ブレアウ○ッチプロジェクトじゃないんだから、全く」
冬弥「仕方ないよ、メインのスタッフは新潟や埼玉や神奈川の県警に行ってるし、
それに局の方は『ぶりぶりざえもんの冒険』に製作費かけてるから」

そこへ安浦刑事が繭を連れて戻って来た
おさむちゃん「あれ〜安浦さん、何です その子は?」
ケイン=コスギ「安浦さん もう一人娘さんがいたんですか」
(注)彼らにも役名はありますが、こっちの方がわかりやすいので...
安浦「バカ言うな。あ、そうだ 悪いけどハンバーガー30個ばかし 買って来てくれ」
おさむ「え、誰が食うんですか?」
安浦「誰って そりゃこの子に決まってるだろが」
おさむ「へえ〜人は見かけによらんもんですな。そんじゃ買ってきますわ」
ケイン「いいんですか 捜査の方は?」
おさむ「何言うとんねん、どうせ事件なんかあらへんやんか。ほら お前も来んかい」

刑事達のやり取りを傍で見ていた三人であったが
志保「これは使えるわね。援交、薬物に奔る家出少女を諭す人情刑事って路線で行きましょう」
琴音「文句ばかり言ってたわりにはやる気がありますね。言ってることはひどいですけど」
志保「何 言ってるのよ、いい?ニュースって言うのは無ければ作りだす(でっち上げる)ものなのよ
さあ カメラ用意して 冬弥」
冬弥「喫茶店で彰とケーキ焼いてた方がよかった...(女子高生にタメ口きかれるし)」

半刻も過ぎるとすっかりくつろぎムードの刑事課の一同
安浦「どうだ うまいか?」
繭「みゅ〜」
川辺課長「ヤスさん、困るよ〜 ここは○学校じゃないんだから」
梅宮辰夫署長「まあいいじゃないか川辺君、ちょっとの間だけだし」
(注)署長にも役名はありますが、やはりこっちの方がわかりやすいので...
志保「何か絵的につまんないわね〜。それに何よ、この緊張感のない職場は。
公私混同もここに極まれりね」
繭「みゅ〜 おなかいっぱい...」
安浦「そうか 満腹か よかったな」
おさむ「安浦さん、この子2個と半分しか食ってませんよ。どうすんですか この山」
梅宮「よし、オレが食ってやろう」
川辺課長「署長、それじゃ弁当のカロリー計算の意味がなくなりますよ」
ケイン「その子の保護者と連絡がつきました。すぐこちらに来るそうです」
安浦「おう 御苦労さん。 しかし 何だな、お嬢ちゃんを見てると娘の小さかった頃を思いだすな〜」
繭「みゅ〜 ?」
志保「あ〜もう つまんなすぎ! 誰か事件でも起こしなさいよ!」

「そこまでだよもん!」
どぐわっしゃ〜ん !!
例によって古典的な擬音と共に 山手中央署の壁をブチ破り
バラに覆われた赤いスポーツカーが刑事課の部屋に飛び込んできた
跳ね飛ばされた志保は応接用のソファーに突き刺さってのびている。
しっかりとハンディカメラを掴んだまま...
琴音「人間椅子の誕生...」
川辺課長「な、何だ君は?」
アイ「 余は永遠の世界よりやって来た正統派ヒロインを援護する神の使者だよもんド=アイ!
正統なるヒロインの正当なる評価を正当なる権利を守るために戦う正ヒロ会の精だよもん
ちなみに前回のお酒がまだ完全に抜けてないんだよもん」
安浦「それじゃ飲酒運転じゃねえか。お前、なめたマネしやがると牢屋ブチこむぞ」
アイ「口調が既に はぐれ刑事ではなく中村主水になってるだよもん。
そこのポリスマン達よ、いくらアンケート葉書を出しても小説化出来ない様な
ヤバイ設定がてんこ盛りのヒロインにうつつをぬかしてはダメなんだよもん。
目を覚ますがよい、サテライトシステムでパワーアップした外道焼身霊波光線!」
何やら怪しい電波を集めてグレードアップした光線が一同を襲った
安浦は繭をかばいながら身を伏せたが他の面々はもろに光線を浴びてしまった
ケイン「はっ、早く変身しなくては」 なぜか声は森川智之
おさむ「はっ、早く武道館コンサートに行かなくては」
アイ「この辺は有珠山の噴火よりは後のことだから覚えている人も多いだよもん」
川辺課長「はっ、早く池田屋に行かなくては」
梅宮「はっ、早く松方弘樹と一緒に釣りに行かねば」
アイ「最後のは昔なのか最近なのか分からないんだよ。
さすがは三十過ぎても不良番長やってただけのことはあるんだよ」
安浦「お、お前 みんなに何をしたんだ?」
繭「みゅ〜 !?」
アイ「正当なヒロインを愛でてもらうためにちょっと初心にかえってもらっただけなんだよ。
というわけで汝も、老けた中村主水にしか見えない秋山小兵衛はやめて原点に帰るんだよ
『主水、犬にナメられる』か、『あたり前田のクラッカー』がいいか、好きな方を選ぶがいいだよもん。」
琴音「ちょっと選択が極端すぎるんじゃ...」

ばんっ! 刑事課のドアが勢いよく開いた
浩平「おい 椎名 ダメだろ学校抜け出してっっって 何だこりゃっ?!」
部屋の惨状にア然とする浩平だったが アイの姿を見て事情を把握したようだ
浩平「また お前か...」
安浦「君は?この子のお兄さんかい?」

1.『はい この子の兄です』
2.『いいえ、この子の恋人です』

アイ「1だよもん」
浩平「勝手に答えるんじゃない、答えは2だ、バカ」
アイ「私は浩平じゃないとダメなんだよもん。バカバカ言う浩平こそバカバカ星人なんだよもん」
浩平「ここんとこ執筆者のおかげで大人しいと思ってたのに全くもう。
大人しく帰らないとまたイジメてやるぞ」
アイ「分かったよもん。せいぜい前世魔人シミパンツといちゃついてればいいだよもん」
ブロロロロ....アイはてりやきバーガー12個入りの袋を置いて帰って行った
浩平「食べるか、これ?」
繭「みゅ〜 」
琴音「あの...これ放送するんですか?」
冬弥「(由綺、君はもう僕の手の届かない所へ行ってしまった気がするよ....)」
川辺課長「図書券じゃごまかせないでしょうね...」
梅宮「無理だろうな」


おなじみ水瀬家のTVの前

久米宏『次は、またも警察の不祥事?です。本日午後三時ごろ、都内の山手中央署に於いて...』

真琴「あう〜っ また悪い警官だねっ」
祐一「お前が言うか ネコババ娘」
美汐「それは少し酷でしょう」
名雪「う〜祐一ひどいよ..」
祐一「名雪まで真琴の味方か」
美汐「寝言です」

祐一「そろそろ帰らなくていいのか」
美汐「そうですね..」



4がつ11にち
きょうはたくさんへんなひとたちにあった
おもいだしたくないからもうかかない


「強くなったな、椎名...」


第十話「『聖戦士だよもんド=アイ! ハイパー名雪』の巻」 作:○川某 (2000年4月21日投稿)
 

> K:どうでもいいけど、毎回のお約束のラストの水瀬家団欒がいい味だしてますね。
> アレが続いてる間は、Ka○onのキャラはしばらく安全のよ〜ですね。
> 会長:ふふふ。それは、甘いんじゃないかなぁ〜、なのである。
> K:そ、そうですかっ‥‥‥。

掲示板のこの御言葉を見たので今回はKa○onキャラです
誰も喜ばない私めの連続登板です

正ヒロ会の守護神(かもしれません)だよもんド=アイ
第十話『聖戦士だよもんド=アイ! ハイパー名雪』の巻


北の街も四月の声を聞くと共に 陽射しに暖かさが増してきていた
木漏れ日の下、お昼休みのデザートタイムを楽しむ一団がいた
祐一「やっとアイスを食べても寒くない季節になってきたよな」
香里「ま、これで寒さに震えながら誰かさんにお付き合いしなくてすむわね、相沢君」
栞「お姉ちゃんひどい。そんなこと言う人嫌いです」
祐一「お、出たな 殺し文句が」
栞「祐一さんもからかわないでください」
北川「昼間っから うらやましいやつだな、ねえ水瀬さん...」
名雪「いちごジャム...」
香里「お約束ね」
美汐「お約束もいいものです」
祐一「わ、いつ来たんだ天野」
美汐「小春日和に中庭で食べるバニラアイスもいいものです」
栞が嬉しそうにうなづいている
祐一「お前、一緒にお昼を食べる人がいないとか」
美汐「それを私に聞くのは酷でしょう」
祐一「それもお約束な答だな」
香里「いいじゃない、人数は多い方が楽しいわよ」
北川「お前 ほんと、女の子に人気あるよな〜」
栞「まだまだ いっぱいありますよ」
そう言って取り出した業務用ジャンボサイズのバニラアイスには
さすがの天野も少し顔色が変わった様に見えた
香里「栞、今どこから出したのよ、それ」


七年前、悲しい思い出と共に後にしたこの街で
今、俺は親しい人達との、平凡だが幸福な日常を過ごしている
週末には みんなを誘ってどこかに行ってみようか...

だが、そんな幸福も束の間だった

「そこまで〜だよ〜」
北川「な、何だ?」
美汐「どこからでしょうか。この間の抜けた歌は」
名雪「いちごサンデー...」
ぼんっ! 白い煙が栞のポケットから上がると中から現われたのは...
アイ「 余は永遠の世界よりやって来た正統派ヒロインを援護する神の使者だよもんド=アイ!
正統なるヒロインの正当なる評価を正当なる権利を守るために戦う正ヒロ会の精だよもん」
祐一「いつかの猫泥棒!ポケットの中から出て来るなんて、お前は問屋魔女デラかよ」
(祐一は真琴に付き合わされて『タイムレンジャー』『クウガ』『どれみ#』をぶっ続けで観ているのだ)
アイ「ふふふ、そこの娘の四次元ポケットが永遠の世界との間にオーラロードを開いたんだよもん
決して著者が『さくらんぼステーション』が買えなかった代わりに『聖戦士ダンバイン』を買ったから
思い付いたと言う様な安易な理由からではないんだよもん」
北川「お前の知り合い、変なやつだな」
祐一「違うっ」
アイ「ここんところ、前フリが異様に長かったり、ワケの分かんない連中と闘ったり
苦手な身内(ONE)キャラと絡んだりでストレス溜まりまくりだったよもん
今日は原点に帰って思いっきり成敗するだよもん」
祐一「何言ってんだ、ぴろを返せ このっ」
ふわっ アイの体が祐一をかわし宙に浮いた
アイ「ふふふ、車は持って来れなかったけど麺の泉でオーラ力を増幅して
戦利品(負けただろ)の頭の三角巾から噴き出して空を飛べる様にになったんだもん」
亀の甲の様に麺の泉を背負い、三角巾のほっかむりをしたその姿は
さしずめ、買物帰りのおばはんガメラと言うところであろうか
香里「すっごいイヤなビジュアルね」
美汐「これを本当に森○プチ先生に描いてほしいですか?」
祐一「それを私に聞くのは酷でしょう」
アイ「さあ、と言うわけで少年よ そのようなごく一部の特殊な趣味の人しか支持しない
特殊な体型のヒロインに入れ込み過ぎてははだめだよもん。」
美汐「そんなこと言う人嫌いです」
北川「それは栞ちゃんのセリフじゃ...」
美汐「さっき私のセリフをとられましたので」
アイ「声優さんも決まってないゲームのキャラが話の腰を折るなだよもん
この世に仇なす反則キャラめ正体をあらわせっ!外道焼身霊波光線!(cv.飯塚○弓)」
びかびか〜っ! 灼熱の光が栞を照らす
栞「きゃっ まぶしいです」
アイ「汝の正体見たり!前世魔人シビトガエリ!」
美汐「その話は欠番です。読みたくてもジャンプ○ーパーコミックスなんて
今時 なかなか手に入りませんし」
アイ「好きな食べ物の設定もないキャラのくせに訳の分からないセリフはやめろだよもん。
次はお前を成敗して一本麺にしてやるもん」
危うし天野! 果して彼女は一本麺にされてしまうのか?! と、そのとき
がきっっ!
一つの影が疾風の様に飛び出すと背後からアイに組み付いた。名雪だ。
名雪「ねこーねこー」
すりすりすり...アイの頭の上のぴろにほおずりする名雪。
ぎりぎりぎり...アイの首にしっかと腕を食込ませる名雪。
アイ「苦しいんだよもん。離してくれだよもん」
名雪「だってねこさんなんだよ」
美汐「凄い締め上げですね 」
祐一「あいつ 猫のことになると人格変わるからな」
名雪「だおーだおー」 すりすりすり...
アイ「もうダメなんだよもん...がく」
美汐「胴締めスリーパー、見事でしたね 」
祐一「今夜はあいつ猫アレルギーで大変だぞ。さあぴろ、おいで」
祐一はヒモをほどくと、ぴろを抱き上げた
北川「何だか分かんないけど、やっつけたみたいだな。栞ちゃん、大丈夫?」
栞「さっきの光の熱でアイスが溶けて制服がベトベトになっちゃいました。
これじゃまるで聖コ○プレ学園みたいです..」
香里「何ですって?栞...」
栞「え?お姉ちゃん、あの..それは...」
香里「何なの?聖○スプレ学園って! ウチの制服で※※※なことや、$$$なことや、
∞∞∞なことをした後みたいだなんて、誰に聞いたの?そんなこと!」
栞「お姉ちゃん、苦し...」
美汐「こっちも凄い締め上げですね」
祐一「あいつ、栞の事となると人格変わるからな」
北川「おい香里、落ち着けよ」
香里「さては北川君、あなたね?私の栞にこんなことを教えたのは!
そんでもってオプションに謎ジャムを持ち込んで@@@な事をしようとか
そんなことを考えてたのね、あなたって人は!」
がすっ! どかっ!
北川「ご 誤解だ..ぐふっ」
美汐「アッパーカットからトラースキックの見事な連続攻撃ですね
往年のザ・グレートカブキを思い出します」
祐一「秋子さん、栞にえらいこと教えてくれたな...」
美汐「そうなんですか?」
祐一「たぶん..この前ウチに来たとき、二人で濃い会話してたから..」

香里「私に妹なんていないわ...」
栞「私を普通の女の子として扱って下さい...」
名雪「うにゅ....」
北川とアイはのびたままだ...

祐一「ウチまで連れてってくれ」
ぴろを天野に手渡す祐一
美汐「祐一さん、どこへ行くんです?」
祐一は天野の問い掛けに答えず、無言で去って行く
美汐「まだ授業 終わってないんですけど」

何だかよく分からない状況の彼らの上に
またまた性懲りもなく季節外れの雪が降り始めていた....


遂に屈辱の失神 KO負けのアイ。果して雪辱の機会はあるのか?
頑張れアイ! 負けたら即引退だ!(違うかもしれません)


祐一は一人歩いていた

みんな、この海に何かを置き去りにしてきたんだ。
胸の奥にしまってあった、大切な何か。
その記憶が波の音にまぎれて、俺達を呼んでいた……。
 あれから4年。
 古東の海は、もう一度俺たちを呼び戻そうとしていた。

あゆ『祐一君、 ゲーム違ってるよ...』






※※平身低頭のあとがき※※

○川テリー「oh 館山先生、ごめんなさア〜イ」
皇帝陛下(か何か)「それが人に謝ってる態度かいっ!この人生の敗北者が !!
大体 館山先生がここまで来て下さると思ってるのかこのたわけめ」
○川 「と、言うわけで 見ておられるか否かにかかわらず、館山先生 ごめんなさい」
皇帝陛下(か何か)「チミチミ、いっぺん死になさい」


補編その一「徹底検証!Making of アイ 、駄目サラリーマンの真実」 作:○川某 (2000年4月13日投稿)
 

> K:ところで、毎回投稿の○川某さん、仕事大丈夫なんですかね〜。
> 会長:ダメでしょ〜、なのである。
> K:でも、妹がいるから、べつにいいですね。
> 会長:そうですね、なのである。

と、まあ掲示板に書かれていたので 今回は番外です
『徹底検証!Making of アイ 、駄目サラリーマンの真実』

ここは都内某所にある商社のオフィス
うだつの上がらぬ一人のサラリーマンがパソコンに向かっている
○川「ふ〜今回の理緒ネタは苦労したな。早くleafやKeyの新作出ないかな
何はともあれ第十二話完成だ(十一話はSIOドリー兄ちゃんが執筆予定)
早速会社のパソコンから投稿しよう」

(キラキラ〜ン)
「そこまでだよ チミ」
○川「わっ?!」
「余は都営浅草線でやって来た管理職 T本副部長
真っ当な課員の正当なる評価を正当なる権利を守るために査定する
企業の手先なのだよ、チミ」
○川「あの〜副部長、ひょっとして見てました?」
副部長「昼間から会社のパソコンで何をしとるんだね、チミは
そんな無駄なことをする暇があったら請求書を送り給え、チミ」
○川「御言葉ですが副部長、人はパンのみにて生きるにあらず、なのです
これは今の私の生き甲斐なのであります」
副部長「干支一回り以上若いOLより先に帰る奴が何を言ってるのかね、チミ
会社に仇為す不良社員め、正体を現せっ 外道昇進査定光線じゃよ、チミ」
○川「お約束で、うわ〜」
副部長「汝の将来みたり、出向魔人カタタタキ!なのだよ、チミ」
○川「せめてパソコンがあって秋葉原や神保町に近い所にしてくださ〜い」
副部長「と、言うことでよろしいかねチミ達?」
M山さん(38才 妻帯)「了承」
H石嬢(24才独身) 「はちみつくまさん」
K林さん(33才 ビデオの録画が苦手な妻と娘二人)「そんなこと言う人、大好きです」

○川「う〜みんなひどいよ〜。 これからも定時で帰社して家でごろごろしてやる」
しかし、○川は知らなかった
妹が失業保険の更新手続きのため仙台に帰ってしまうことを

副部長「チミチミ、会社の切手でハガキ出すのもやめたまえ」


第十一話「『街の真ん中でアイを叫んだケモノ』の巻」 作:○川某 (2000年4月21日投稿)
 

SIOドリーお兄ちゃんが歯茎の悪化で次の誕生日までもちそうにないので小生が続けて書きます

会長もピンチの正ヒロ会の守護神だよもんド=アイ
第11話 「街の真ん中でアイを叫んだケモノ」の巻

ここは人込みで賑わう新宿の街
そんな中にベンチで腹ごしらえをする若者達の姿があった
志保「こういう粗末な仕出しのお弁当を仕事の前に食べてると、
な〜んか業界人って感じがするわね」
琴音「粗末な,は余計です。この前あんな目に遭ったのに(第九話)
なんで懲りもせずTV局のバイトなんかやるんですか、全く」
志保「分かってないわね〜。幾度も危ない場面を切り抜けてきて
初めて真のジャーナリストへの道が拓けるってものなのよバビル2世」
琴音「勝手に人を宇宙人の子孫にしないで下さい。でもまた冬弥さんと一緒とは思いませんでした」
冬弥「何か作為的な巡り合わせを感じるんだけど。それにしても志保ちゃんはいつも元気だね」
志保「いい若いもんがなに言ってんのよ大学生。ところで、そっちのテンションの低い人は誰?」
彰「逆にこっちが聞きたいんだけど...それに何で僕こんなとこにいるの?」
冬弥「仕方ないだろ、マスターが積み上げた食器全部割っちゃったんだからさ。
新しく買い揃えるまで喫茶店のバイトは当分お休みだ」
彰「このお弁当、美味しくないね..」
志保「あ〜もう、何かイライラするわね。もっとチャッチャッと食べられないの?
そんなんじゃ立派な業界人とは言えないわよ」
彰「別に僕は業界人じゃないよ..」
志保「いちいち答えなくてもいいの。ま、確かに業界とは縁もゆかりも無さそうなタイプよね」
彰「そんなことはないよ。あの森川..」
冬弥「わ〜!!!」
琴音「ど、どうしたんですか?いきなり」
冬弥「い、いやその、SEGAのカラオケに林家木久蔵師匠の『いやん ばかん』がないぞ、と..」
志保「ワケわかんないことで叫ばないでよ。さあ、そろそろ時間よ、レッツラゴー!」
彰「仕切られてるね...」
冬弥「まあな」

こちらは北の町の水瀬家
名雪「ただいま〜。お母さん,祐一からハガキが来てたよ」
秋子さん「そう..で祐一さん、何て言ってるの?」
名雪「まだ 大切な何かが見つからないから、当分古東の海にいるって」
しかしハガキの裏は、アワビ採りの海女の観光PR写真なので今一つシマらない
美汐「おそらく5月26日まで帰らないと思います」
秋子さん「あら、美汐ちゃんいらっしゃい」
名雪「わ、いつ来たの」
美汐「それを聞くのは野暮というものです」
秋子さん「ところで、どうして5月26日なのかしら?」
美汐「宣伝です」
秋子さん「そう...(cv皆口裕子)」
ばたんっ、勢いよくドアを開けて頭に猫をのせた少女が飛び込んで来る
真琴「あう〜っ ワイドショー、ワイドショー」
この娘はテレビと名が付けば何でもいいのかもしれない
美汐「真琴、何にします?」
真琴「ジャスト、ジャスト〜。金曜日はあのコーナーだよ」

三雲孝江アナ『次はTBSに帰ってきて更にパワーアップした
金曜名物の、P子のファッションチェックのコーナーです』
P子『さあ今日も街の身の程知らず共を斬りまくる
帰ってきたP子のファッションチェックのコーナーよ〜』
安住(駆出し)アナ『.....』

志保「さあ出番よっ」
ばたばたばた...
マイクやカメラを持った志保達がスタジオの指示でインタビューに繰り出す
と、言ってもP子がマイクを通して直接話すので、志保達が映るわけではないが

P子『あなた、プロポーションの言葉の意味を調べ直してから着るもの選びなさい』
ばきっ!
P子『福笑いを塗りでごまかしてる宇多田のマネをしてもしょうがないのよ』
どぐわっ!
P子『私に何か言えってのが酷ってものよ』
げしっ!
P子『まあ、サッチーの写真集から抜け出たみたいね』
ずごっ!

名雪「今日もとばしてるね」
美汐「フジTVの頃は菊間アナの無意味なフォローがあっただけまだマシだったのですが
今はほとんど言いっ放しジャーマン状態ですね」
秋子さん「合間に聞こえる変な擬音は何かしら」
美汐「さあ...」

P子『着るものだけじゃ内面の凶暴さは隠せないわよ』
留美「何であんたにそんなこと言われにゃならんのじゃああああ〜い!」
志保「べ、別に私が言ったわけじゃ、ぐえっ」
ぎりぎりぎり...
真希「七瀬、お願い落ち着いてっ」

急に画面がスタジオに戻った
秋子さん「何だったのかしら、今のは」
美汐「変なうめき声の様な音が聞こえましたね」
真琴「あう〜っ おばけ、おばけ」
秋子さん「そう言えば、真琴 お豆腐は?」
真琴「あう〜っ おばけ、おばけ..」
秋子さん「真琴 お豆腐は?」
真琴「あう〜.....」
美汐「いい子ね、こわがらなくていいのよ」
名雪「.....」

冬弥「志保ちゃん、大丈夫?」
志保「あ〜死ぬかと思った。も〜一体全体何なのよ、この仕事は!?
何で私達がオ○マの代わりに殴る蹴るの暴行を受けなきゃなんないのよ」
琴音「最初に偉そうな事を言ってたのは誰なんですか、全くもう」
彰「何で僕こんなとこにいるのかな...」
スタッフの見えない努力によって番組は成り立っているのである

一方スタジオ内ではP子がモニターの中の、ある一点を見つめていた
P子『ちょっとカメラさん、あのコを追ってちょうだい』
志保「おっしゃあ ! しょうがない、行くかあ」
彰「意外と根性あるね」
冬弥「それは言えてるかも」
琴音「それだけが取柄みたいなものですからね」
P子『今そこの電柱の下にいる..』
たったったっ... 四人が目標に向かって走る
P子『地味な制服を着た..』
たったったっ...
P子『三角巾のほっかむりをした..』
冬弥「え..」
P子『変なステッキ持ってマントはおって大きなどんぶり鉢みたいなのしょってる...』
アイ「正統派ヒロインを援護する神の使者だよもんド=アイだよもん」

秋子さん「まあ、立派なおでんダネ」
名雪「そうなんだ」 (名雪は寝ぼけていたのでアイの事を覚えていない)
美汐「生きてたんですね...」
真琴「あう〜.....」(第二話参照)
美汐「いい子ね、こわがらなくていいのよ」
ぴろは台所へ逃げてしまった

冬弥「何であんたがここにいるんだっ?」
P子『これよ、私が求めていたのは。ポリシーに基づいたこだわりを感じるわ』
琴音「私には、なし崩しと思い付きしか感じられませんけど」
アイ「前世魔人ブルセラ娘よ、余計な事を言うなだよもん。ちなみに今日は前回のKO負けの雪辱のため
新しいアイテムを仕入れに渋谷東急ハンズに買物に来たんだよもん」
彰「ここ新宿だよ..」
アイ「う、うるさいもん。それくらい渋谷のハンズは場所が分かり辛いんだよもん」
注※筆者は何度行っても道に迷う
志保「ふん、所詮は性根が田舎者なのよ。さあ、そのセリオの耳アンテナを返しなさい」
ばちばちっ!!!
アンテナに手を掛けた次の瞬間、志保は備長炭の様に黒焦げとなっていた

秋子さん「まあ、立派なおでんダネ」
美汐「本当にそう思っているのですか」
秋子さん「おいしそうに見えません?」
美汐「見えません」
栞と違って一筋縄ではいかないようだ

アイ「ふっふっふ。都庁の下に隠された汎用人型決戦兵器のための
非常電源から(盗んで)充電中だったんだよもん。あの知事のやりそうなことだよもん」
P子『ワイルドだわ、バイオレンスだわ、ステキだわ。この映画は絶対観るべきよ』
もはや○すぎとの区別もあいまいだ
アイ「さあ、せっかくの全国ネットだから思いきり派手にかましてやるもん。
全国の皆さんへ、外道焼身霊波光線!」
べかべか〜

その日、日本全国を大いなる光が照らした
TVを観ていた何万人もの人が倒れるという事態になり
TBSは他のマスコミ(TV東京を除く)から集中砲火を浴びた
しかし倒れた人達は皆、おぼろげにしか当時の状況を思い出せなかった
ごく一部の者を除き...

都庁前に呆然と佇む三人+炭一つ
冬弥「由綺、君との距離が大マゼラン星雲くらい遠くなったような気がするよ...」
彰「この炭なら美味しいコーヒーがいれられそうだね..」
琴音「もう絶対しません、TV局のアルバイトは...」

筑紫哲也『今回の出来事で、改めてTVの在り方が問われているのではないでしょうか?』
真琴「あう〜っ、いつも通りのとって付けた様なコメントだねっ」
秋子さん「あら、美汐ちゃん気が付いたみたいね」
美汐「私は..気を失っていたのですか..」
秋子さん「ええ、あのTVからの光で」
美汐「皆さんは、どうして大丈夫だったんですか」
秋子さん「それは、真琴は@@@ですし、名雪は..」
名雪「ぴー」
美汐「お約束ですね」
秋子さん「そうかしら」
美汐「ところで、秋子さんはどうして..」
秋子さん「ヒミツです」
美汐「運命は変えられません..」
秋子さん「遅いから途中まで送りますね」
美汐「了承」
秋子さん「(にやそ)」

その後、この事件について各マスコミ(TV東京を除く)がぞんざいな調査を行ったが
真相が究明されることはなかった

夜道を歩く二人
美汐「まだ夜は寒いですね」
秋子さん「そうですね。ほら..」
見上げる二人の頭上に季節外れの雪がまたまたまた問答無用で降り始めていた...


あゆ『祐一君、 ボクの探し物は当分見つかりそうにないよ...』

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