最終更新 Tuesday, 19-Aug-2003 00:27:38 JST
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「私にこの力をくれた人、その人は、少し往人さんに似ていて‥‥‥
そして‥‥‥私が初めて好きになった人でした‥‥‥」
−「修行が足りぬぞ、小娘」−
「此処より遠く」は、その第1話が
「神尾晴子、観鈴の親子漫才劇場！」
に掲載され、その後、第2話と第3話が追加された一応の完結編として、2001年の「きゃんでぃ亭」冬コミ新刊「みっくす・きゃんでぃ -どんよりミックス-」に収録されました。「みっくす・きゃんでぃ -どんよりミックス-」は、70部だけ頒布され、2002年の前半に完売し、今では、頒布されていません。この文庫版「此処より遠く」は、「みっくす・きゃんでぃ -どんよりミックス-」に収録された同SSを再録したものです。「どんよりミックス」収録版に加筆、修正を施し、時間切れで収録されなかった終章「羽根 -plume-」を追加、さらに、「HOLLY CRAFT（柊工房）」のＳＥＩさんのゲスト参加を得て、イラストを付けました。2001年冬コミ新刊のSSが2002年の冬コミ新刊‥‥‥なのですが(汗)、この美凪と神奈のサイキックバトルSS「此処より遠く」、 よろしければ、ぜひどうぞ。
−「‥‥‥これは夢です。目が覚めたらお忘れなさい‥‥‥」−
夏。ある夜。旅を続ける国崎往人は、夜空にかかる大きな月に誘われるようにさまよいこんだ海辺の町で、人ではない者たちに襲われる。瀕死の往人を助けた一人の少女。少女は、襲いくる人ならぬ者たちをたやすく消し去り、往人を救う。月を背に立つ美しい少女。意識を失いかけた往人に、その少女は、言った。「これは夢です。目が覚めたらお忘れなさい」と‥‥‥。
明くる朝、目覚めた往人は知った。この町が、恐怖に支配されていることを。この町の人々が、神奈という少女の冷酷さと残忍な仕打ちのもと、死を待つだけの存在だということを‥‥‥。神奈に抗しうるのは、月の下で往人を助けた少女、美凪、そして‥‥‥。
今、1000回目の夏が始まる‥‥‥。
作：ＫＧＧ
イラスト：ＳＥＩ(HOLLY CRAFT（柊工房）)
版形：文庫
ページ数：140ページ(表紙込み)
頒布価格：400円
頒布開始イベント：コミックマーケット63(12/30/'02)、HappyNewKeyMIX!! (1/5/'03)
「此処より遠く」のイラストを担当してくださったＳＥＩさんのホームページは、こちら。
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CANDY BOX! by K
'
s Project
E-mail:keng@hi-ho.ne.jp
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