歯周病の診断について

 

 初診の方は、まず歯周病の有無と進行具合を調べるために、色々な検査をします。

検査には、レントゲン検査、歯周組織検査、歯肉の炎症や排膿の有無、プラーク検査、診断用模型、咬合のチェック、口腔内写真、などが含まれます。

 歯周組織検査は歯周病を診断するうえで重要な検査で、歯周ポケット測定、歯の動揺度、歯間離開度、出血の有無を調べます。そのなかでも歯周ポケット測定は歯周病の進行度を知るうえで重要な検査で、専用の探針を歯と歯ぐきの境目に入れて何ミリ入るかを測ります。

 歯周病の進行度は、 歯周ポケットの深さを目安にして、次の4段階に区別されます。

 (1)正常または歯肉炎:1〜3mm

 (2)軽度の歯周炎:3〜5mm

 (3)中等度の歯周炎:5〜7mm

 (4)重度の歯周炎:7mm以上

 なお、これはあくまでも目安であり、ポケットの深さのほかに歯槽骨の吸収の程度、歯の動揺度、歯肉や根分岐部の状態、咬合状態などを総合的に考慮して決定されます。

 

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