インプラント治療の流れ

 

1.術前審査、診断:インプラント治療に耐えられる全身状態かどうか、インプラント埋入部位の顎骨の状態などを調べます。また、パノラマレントゲン、CT、模型などを詳しく分析して、インプラントの種類、サイズ、埋入本数などを決定します。


2.一次手術:インプラントを顎骨に埋め込むための手術です。抜歯即時埋入の場合は、この時抜歯も同時に行ないます。


3.二次手術:インプラントが骨と結合するのを待って(下顎は6〜12週、上顎は10〜16週)、インプラントの上部に粘膜を貫通する部品を取り付けます。


4.印象採得:上部構造作製のための型取り、咬み合わせや色、形のチェックを行います。何本も連結した上部構造の場合にはその後試適を行って、適合や形態を確認します。


5.上部構造の装着:最終的に作製した上部構造を、 アバットメントを取り付けたインプラントの上に装着します。その後1週間から1ヶ月の間に、咬み合わせ、装着感、清掃性などを確認し、必要に応じて調整します。


6.メインテナンス:その後3ヶ月たってから、以後6ヶ月ごとに定期検診を行います。インプラントを長期間安定して機能させるためには大切なことで、定期的にチェックすることでトラブルの予防になりますし、また問題が生じた場合の対処が容易になります。


 なお、インプラント埋入後上部構造が入るまでの間、必要に応じて仮歯や仮義歯を装着して、咬む機能や審美性を早期に回復する場合もあります。

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