小笠原日記第9日

by Kensaku Hattori

98年11月9日(晴れ)

 宿の女将さんの計らいで、北港へいく車に同乗することができた。
 同乗者は、年配のご夫婦。運転手が色々説明をしながら、30分ほどで、 母島の北端の町(戦前は捕鯨で栄え、今は廃村)に到着した。料金も900円 で大変お値打ち。多分、おまけで同乗したからだろう。とりあえず、ここまでは、 ラッキー。北港から、10kmほどの道を色々寄り道しながら、ぶらぶら戻る。 桑山への入口の看板があったので、入っていたら、途中で行き止まりになってしまった。 入口に戻ってよくみると、消えそうな、ぼろい看板に、倒木で行き止まりの為、 通行禁止と書いてあった。看板は、新しいのにかえてほしいなあ。 さて、お次は、西浦海岸への入口だ。入口付近は、広い道で分かりやすかったが、 急に細くなり、薮漕ぎ状態になり、もはや、踏み跡もよくわからなくなった。 海も近いようだし、桑山での雪辱を果たすべく、沢づたいに強硬突破。 ころんだ拍子に左手を3個所すりむいた。怪我にもめげず進むと、 やっと海岸にたどりついた。苦労した割には、感動が薄い。玉砂利みたいな 海岸であまり海水浴に向いているとは思えない。たぶん人もあまりこないんだろう。 既に、日暮れの時刻、早々に元来た道を引き返すが、薄暗い林の中の道は ちょっと苦労。さて、日没までに、次なるポイント夕日ヶ丘までたどりつけるか。 すこーし、遅かったみたい。今日は雲も多いしまあいいか。でも、バイクで一人 物思いに西の空を眺めている青年がいた。夕焼けを背景に背中の写真でも 撮れば良かったかな。
 暗くなったころには、町に戻れたし、まあよしと。
写真:西浦海岸にある洞窟、旧日本軍のものか?(私のパソコンだと石がなんだか青い)