(上段左)大神殿
(上段右)神殿前のラムセス2世像
(中段左)カデシュの戦いのレリーフ
(中段右)至聖所
(下段)小神殿
アブ・シンベル神殿
アブ・シンベル神殿はラムセス2世が建設した。
小神殿は王妃ネフェルタリの為に。
神殿前にある巨大な像4体はすべてラムセス2世像。
このうち、向かって左から2番目の像は地震で崩れ、
頭部が落ちて、像の前にころがっている。
神殿内の壁のレリーフはカデシュの戦いを表している。
敵(右)をやっつける王(左)という図だ。
至聖所には、神と神格化した王の像が置かれている。
(王の像は右から2番目)
ここに、1年に2回だけ日が差し込み、
右の像から順々に日があたるのだが、
一番左の像(死神だったかな?)には
日があたらないように設計されているという。
実に凝った神殿である。
アブ・シンベルの両神殿は、アスワンハイダム建設時、
ユネスコにより水没から救われた。
大神殿の裏側は巨大なドーム構造をしていて(見学可)、
移設技術に感心するばかり。