−上司10訓−

01) 組織を活性化しようと思ったら、

    その職場で困っていることを、ひとつずつ、つぶしていけばよい。

    人間は本来、努力して浮かび上がろうとしているものだから、

    頭の上でつかえているものを取り除いてやれば、自ずと浮上するものだ。

02) 職位とは仕事のための呼称であり、

    役割分担を明確にするもためにあるものだ、と考えれば、

    管理とは何か、がキチンと出てくる。

03) 「先例がない」、「だからやる」のが上司/管理者ではないか。

04) 部下の管理はやさしい。

    むしろ上級者を管理することに意を用いるべきである。

05) リーダーシップとは、部下を管理することではない。

    発想を豊かに持ち、部下の能力を存分に抽き出すことである。

06) 「Yes」の返事は部下だけでしてもよいが、

    「No」の返事を顧客に出すときは、

    上司/管理者として事前に知っていなければならない。

07) 人間を個人として認めれば、

    若い社員が喜んで働ける環境が自らできてくる。

08) 若い人は、上司/管理者自身の鏡であり、

    若い人が、もし動かないならば、

    それは上司/管理者が悪いからだ、と思わなければならない。

09) 若い人の話を聞くには、

    喜んで批判を受ける雅量が必要である。

10) 結局、職場とは、

    人間としての切磋琢磨の場であり、

    錬成のための道場である。