[クラシックCD推薦盤50]

 

クラシックCD推薦盤50☆室内楽曲

 


 

伝ヴィヴァルディ(シェドヴィル):フルート・ソナタ集《忠実な羊飼い》
演奏:ランパル(フルート)、ヴェイロン・ラクロワ(チェンバロ)(エラート WPCC-5013 \1,942)


長い間、ヴィヴァルディの作と思われていましたが、最近になってシェドヴィル(1705〜82)の作品と判明しました。
偽作だとしても、この曲の価値が減ずる訳ではなく、フルートによって奏でられる牧歌的なのどかさにあふれたメロディは、この曲を聴く人を魅了することでしょう。


 

 

モーツァルト:弦楽五重奏曲第4番 K.516
演奏:オルランド弦楽四重奏団、今井 信子(ヴィオラ)(BIS BIS-CD-432♪♪♪)


6曲あるモーツァルトの弦楽五重奏曲のなかでは、アンリ・ゲオンが「駆けめぐる悲しみ」と表現した第4番が特に知られています。
オルランド弦楽四重奏団と今井信子(ヴィオラ)の演奏では、ゆっくりめのテンポもあって、この曲が持っているもう一つの顔、優雅でしなやかな面を聴くことができます。

 

ブラームス:弦楽六重奏曲第1番
演奏:ベルリン・フィルハーモニー八重奏団員(PHILIPS 420-259-2 ♪♪♪)


ブラームスらしい美しいメロディがいっぱいの曲。個人的には特に、「幸せに満ち足りた」という感じの第1楽章が大好きです。また、「恋人たち」というフランス映画のなかで使われた、憂いに満ちた主題が次々に変容していく変奏曲形式の第2楽章も魅力的です。



 

 

 

ショーソン:ピアノ・ヴァイオリンと弦楽四重奏のための協奏曲 
演奏:ティボーテ(ピアノ)、ベル(ヴァイオリン)、タカーチ弦楽四重奏団(ロンドン POCL-1034 \2,913)


ある日ぼんやりとNHK−FMを聴いていたら、この曲が流れてきました。あまりの美しさに衝撃を受けたのを思い出します。
全曲を通してショーソンが紡ぎ出す繊細な響きを楽しむことができますが、特に、第2楽章の悲しくも美しいメロディを一度聴いてみてください!



 

R.シュトラウス:ヴァイオリン・ソナタ 
演奏:チョン・キョン・ファ(ヴァイオリン)、ツィマーマン(ピアノ)(Deutsche Grammophon 427 617-2♪♪♪)


オペラや交響詩などの大規模な管弦楽曲の大家として知られるR.シュトラウスがのこした室内楽の佳品。
チョン・キョンファの情熱的なヴァイオリンと、ツィマーマンの理知的なピアノ伴奏がほどよく調和した名演でお楽しみください。



 

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