ADSL導入の記録

 以下の記録は、我が家でのADSL導入の記録である。
 我が家での、これまでのインタネット接続環境は、最初は、電話回線でのモデム利用から、ISDNに切替え、最近はフレッツISDNでの24時間使い放題の利用環境になっていた。
 フレッツISDNでの回線スピードは64Kbpsであり、ホームページの参照やメールの送受信には満足できる環境であった。
 ADSLの提供が、NTTよりアナウンスされたとき、回線速度が1.5Mbpsと、ISDNより24倍も高速であることから、導入を検討したが、残念ながら、我が家は都心から離れた神奈川県の秦野市にあり、ADSLの提供エリアには、入っておらず、また、使用料金もフレッツISDNより高く設定されていたことから、少なくともADSLの提供エリアが拡大されるまで待つしかなかった。
 ようやく、2001年6月に、神奈川県秦野市がADSL提供エリアになり、導入検討を開始した。
 2001年6月時点では、ADSLでの利用料金は、まだISDNより高く、初期導入費用も3万円以上、かかりそうな状況であった。
 そこに、Yahooが月額2280円でしかも、8Mbpsの高速回線のYahoo!BBが発表された。
 これには、相当の魅力を感じたが、Yahoo!BBに切り替えると、現在、Hi-Hoで利用しているメールアドレスや、この「パソコン活用の部屋」のホームページも移行することになり、迷っていた。特に、メールは、家族全員がHiーHoのメールを利用しており、簡単には切り替えられない状況にあった。Hi-HoもADSLサービスを提供していたが、6月当時は、値下げしておらず、様子をみることにした。
 2001年7月過ぎになると、Hi-Hoが7月16日から、「まとめてADSL初期費用トクトクキャンペーン」を開始し、その後、月額料金も9月16日から2980円に値下げすることがアナウンスされた。
 「まとめてADSLコース」は、加入月は無料なので、8月に申し込めば、「まとめてADSL初期費用トクトクキャンペーン」の恩恵も受けられるし、利用料金も9月15日〜の月額2980+NTT利用料187円でいけそうなので、早速、申し込むことにした。
 現在、利用しているフレッツISDN+Hi-Ho固定料金コースでは、約6000円/月の維持費用になっているが、これを「まとめてADSL」に切り替えると初期費用は約25000円程度はかかりそうだが、その後の月額利用料金は、ほぼ、半額になることから、1年以内に元がとれるし、回線速度は大幅に向上するメリットがある。
 ADSL導入の記録に関しては、既に色んなホームページで紹介されているので、余り、参考にはならないかも知れないが、Hi-Hoのe-accessを利用し、かつ、ISDNからADSLへ同日移行した報告は、無いようだったので、我が家のADSL導入記録を、紹介しておきます。

8月10日
 Hi-HoのADSLの利用料金が値下げになったことを知り、ADSLの申し込みを行った。これ以前にYahooのADSLが月額2280円という衝撃的な価格で提供される発表があったので、Yahooへの申し込みを検討したが、現在使用しているHi-Hoのメールアドレスや、ホームページの引越しが必要になることから躊躇していた。一応、Yahooへの予約はしていた。
 現在、我が家は、Hi-Hoの固定料金(月額1800円)でフレッツISDNを利用しているが、これをHi-Hoの「まとめてADSL」(月額2980円)に切り替えることになる。
 Hi-Hoでは、2001年9月15日まで、初期費用トクトクキャンペーンを実施しており、また、「まとめてADSL」の料金値下げは9/15〜適用なので、早めにADSLへの切替が得策と判断した。

 初期費用トクトクキャンペーン中の初期導入費用は、下記となる。
 なお、この費用算出は、電話機共用タイプでルータタイプの導入を想定している。(USBタイプもあるが、USBタイプは、パソコンへの接続が簡単であるが、接続が1台のパソコンに制限されるため、複数台のパソコンでのインタネット同時接続を行うことはできない)

  (1) ルータモデム 16000円(32000円からのキャンペーン価格)
  (2) 開通手数料   800円
  (3) NTT工事費   2800円
     合計     19800円

 上記以外に、我が家の場合は、フレッツISDNを利用中なので、アナログ回線へ戻すための切替工事費に2800円、また、モデムの設置工事を依頼した場合は、13000円が加算されます。(モデム設置工事は、簡単なので、自分でやることにした)
 なお、加入月の「まとめてADSL料金」は無料なので、8月16日〜9月15日の間に開通すれば、この間の使用料金は無料になり、9月16日から月額2980円の使用料金になる。

「まとめてADSLコース」への変更申し込み
 Hi-Hoのホームページより、変更申し込みを行う。
 このとき、下記の判断が必要。
  (1) 宅内工事の実施
    自分で行うか、イーアクセスにモデム設置を依頼するか?
    (イーアクセスに依頼すると13000円)
  (2) ADSL契約電話番号について
   ・電話番号の名義人の記入が必要。名義人の名前が判らない場合は、116に電話して確認する。
   ・現在、契約中の回線タイプを選択。アナログ回線、INSネット64などから選択する。電話回線でモデムを使用してインタネットに接続している場合は、アナログ回線を選択する。ISDNを使用している場合は、INSネット64を選択する。
  ・回線タイプがISDNの場合、電話番号の変更を了解するか、変更になるなら申し込まないのいずれかを選択する。
   以前にアナログ回線からISDNに変更するとき、同一電話番号で変更できた場合は、今回、ISDNからアナログ回線に戻すとき、同一電話番号で戻せる可能性が高い。

 Hi-Hoへのコース変更の申し込みを行うと、申し込みの内容がメールで連絡される。このメールには、お問い合わせ番号が記載されているので、後の連絡のために控えておく。

8月17日
 (1) Hi-HoのADSL専用デスクより、手続き経過の連絡メールが届いた。
  NTTによる適合検査の結果、ADSLサービスの提供が可能(OK)であること、引き続き、以降の手続きを進めるとのこと。
  この後、キャンセルをすると別途解約手数料が必要になるとのこと。

  これで、ADSL開通の見通しが得られた!!

  開通後の、ADSL接続用IDは、(ダイヤルアップ接続用ID)@ea.hi-ho.ne.jpになるとのこと。
  なお、パスワードは、指定以外の家庭用電話回線ではアクセスできないため、不要だそうです。

 (2) NTT東日本のADSL担当より電話があった。(17時過ぎ)
  この時の電話の内容は、
  ・ADSLへの切替工事を8/30に予定している。
  ・116に電話して、ISDN回線をアナログ回線に戻す工事を申し込んで欲しいこと。
   (アナログ回線に戻すと、その後のADSL開通までの間、インタネットアクセスは、アナログ回線でのモデム接続になるため、アナログ回線に戻す工事は、ADSL工事を予定している日付(今回は8/30)に近い日が望ましい)
  ・116で打ち合わせた結果は、NTT東日本のADSL担当に電話で知らせること。

8月18日
 116に電話して、アナログ回線への切替日を予約。
 9:00を待って、116に電話すると、「ただいま混んでおります、そのままお待ちください」といった自動応答があり、1分以上待たされた。その後、女性の対応者が応対。ADSLへの切替のために、ISDNからアナログ回線に戻す申し込みは多いらしく、手馴れた応対であった。

 ・8/18に申し込んだ場合、最短での切替日は、8/22になるとのことであった。
 ・8/30にADSLへの切替を予定しているので、できるだけ当日か、前日あたりに切替をお願いしたいと言ったら、了解とのこと。
  8/30の午前中で予約した。切替工事そのものは、5分程度で済むとのことであるが、電話の切替などが必要になるので、こちらから、当日(8/30)、NTTの局内工事(0120-344-474)に電話することにした。

 116での打ち合わせ結果をNTT東日本のADSL担当に電話しようとしたが、8/18は、土曜日で営業しておらず、8/20を待って連絡することにした。
 また、8/30までに、スプリッタやADSLルータが自宅に届くかどうか気になったため、Hi-HoのADSL専用デスク(03-5957-8139)に電話して確認した。8/30までには届くとのことであった。なお、これらの費用は、予めHi-Hoに登録しているカードで引き落とされるとのこと。

 8/18に帰宅すると、イー・アクセスより手紙が届いていた。
 この手紙の内容は、「ISDN回線をご利用のお客様へのお願い」のタイトルで、「アナログ切替えの手順説明」であり、既に上記で、終わっている手順の説明であった。
 この手紙の内容で、気になった点が2点あり、後日、イー・アクセスに確認することにした。
 (1) 「お客様自身でモデムをご購入される場合、ADSL局内工事までにモデムをご準備下さい」とあり、イー・アクセスのモデム(ルータ)を購入しないで自分で用意できるように見える。Hi-HoのADSL専用デスクへの確認では、8/30までには、モデムは配達されるとのことだったが、イー・アクセスにモデム送付を依頼しなくてもいいのか心配になった。
 (2) 「アナログ切替工事から、ADSL局内工事の間、お客様の回線は、アナログ回線でのご利用になります。ご了承下さい。(原則、アナログ切替工事日からADSL局内工事までは4営業日ほどいただきます。)」とあり、8/30の午前中にアナログ回線に切替へ、午後にADSL局内工事を目論んでいるが、ダメなのか?
 土、日曜日は、イー・アクセスビジネスオペレーションセンタの電話、NTT東日本のADSL担当への電話も繋がらないため、8/20以降に確認する必要有り。

8月20日
 イー・アクセスビジネスオペレーションセンタ(03-5777-8700)に10:00過ぎに電話して、NTTの116での打ち合わせで、8/30に同日移行をすることにしたこと。8/30までに、スプリッタ、ADSLルータ等を送付するよう依頼した。
 なお、イー・アクセスのホームページでは、アナログ回線に切替後、ADSL局内工事までの間、3営業日以上必要との説明がされていたが、NTTが同日移行でOKとのことならば、イー・アクセス側での問題はないとのこと。
 NTTのフレッツADSLなら同日移行ができて、他の回線業者が提供するADSLなら3営業日以上かかるというのはNTTの横暴か?
クレームが多くて、NTTも同日移行を認めたと思われる。

 次に、NTT東日本のADSL担当へ電話して、116での打ち合わせ結果、8/30の午前中にアナログ回線に切り替える工事を予約したので、ADSL局内工事は、8/30の午後にお願いしたいことを伝えた。
 特に、問題ないとのこと。

 8/30の予定としては、
 (1)8/30の朝、現在、使用中のISDN環境(ISDNルータと無線LANなど)でのインタネットアクセスを終了し、モジュラージャックとルータ間の配線を切り離す。
 (2)その後、NTTの局内工事(0120-344-474)に電話して、ISDNからアナログ回線への切替を依頼する。
 (3)この間に、電話機のトーン信号をパルス信号に切替る。
   (ISDNでは、電話はトーン信号で利用するが、アナログ回線では、トーン信号とパルス信号を選択できる。
   トーン信号を契約すると、390円/月の使用料がかかる。トーン信号にするメリットは少ないので、パルス信号に戻すことにした)
 (4)アナログ回線に切り替わったことを確認して、ISDNルータに接続している電話線を、直接、モジュラージャックに接続換えする。
 (5)ADSL局内工事の完了を待って、スプリッタ、ADSLルータ、HUB,無線LANの接続工事を行う。

8月28日
 ADSL用のスプリッタやルータが、まだ配送されないため、心配になり、下記のメールをHi−Ho(infoadsl@hi-ho.ne.jp)に送信。
 このメールには、8/30のADSL開通後に回答があり、間に合わなかった。
 メールでの確認は、期待した回答は得られないようだ。直接、電話するしかない。

[メール内容]
 まとめてADSLに申し込み、8/30にADSL局内工事を行う予定になっています。
 (8/30の午前中に、ISDNからアナログ回線へ戻して、午後にADSLの局内工事を予定しており、同日移行になります)
 8/28現在、ADSL用のルータが、まだ、配送されてきていません。
 期日までに、配送されるんでしょうか?
 8/30にスプリッタ、ルータの設置をしたいのですが....

 ・申し込み期日:2001年8月10日
 ・接続ID:XXXXXXXXXXX
 ・問合せ番号:XXXXXXXXXXXX
 ・申し込みコース:まとめてADSL電話機共用タイプ R)ルータコース

8月29日
 8/30がアナログ回線への切替へ、ADSL局内工事の予定日であるが、肝心のADSL用のスプリッタやルータがまだ、届かない。
 8/18のHi-Hoでの確認では、ADSL開通の前までには届くとのことだったが、本当に届くのか心配になり、確認することにした。
 先ず、Hi-HoのADSL専用デスク(03-5957-8139)に電話して、Hi−Hoの接続IDや名前を言って、聞いてみたが、要領を得なかった。
 「Hi-Hoからe-accessに確認して見るが、お客様から、直接e-accessに電話した方が早いと」とのこと。

 e-access(0120-275-347)に電話した。
 8/30にADSL工事を予定しているが、まだ、機器が届いていないことを説明し、いつ頃になるのか聞いてみた。
 これに対して、現在、ADSLの申し込みが多くて、機器の手当てが間に合っていないとのこと。
 Hi-Hoへの確認では、8/30までには、届くとの説明を受けた旨の説明をすると、ようやく、調べてみるとのこと。
 8/28には、Hi-Hoに同様の内容で、メールを送信していたが、こちらは返事なし。催促しないと、ダメか?
 最初に、e-accessのIDを求められたが、当方はHi-Hoからの申し込みなので、その旨、説明すると、漢字でのフルネームを聞かれた。
 数分、待たされた後、調査結果、8/30に届くことになっているとのこと。一安心。蕎麦屋の出前みたいで、少しあやしい。

 アナログ回線に切り替え後、スプリッタがなくても、電話は使えそうなので、数日位、インタネットが使えなくてもいいか....

 いよいよ、明日は、ADSL開通の予定。

8月30日
 いよいよ、ADSL開通の日。

 9:00を待って、ISDNからアナログ回線への切替作業を依頼するため、NTTの局内工事部署(0120-344-474)に電話した。
 9:00頃はアクセスが集中するらしく、話中の状態が数分続いた後、5回目位で、やっと相手に繋がった。
 「8/30で切替工事を予約しているので、お願いします」というと、名前と電話番号を求められた。この後、すぐに、予約が確認できたので、切替は、直ちにできるとのこと。切替に要する時間は10分程度とのこと。
 ここで、確認のために、「本日の午後にADSL局内工事を依頼しているが、午後の何時頃になるのか」聞いてみた。
 調べてみますとのことで、1分位待たされた後、「お客様の電話番号でのADSL局内工事は、本日の予定には入っていません」との驚くべき返事!!
 8/17にNTT東日本のADSL担当より、8/30に局内工事をやるとの連絡を受けていたし、8/20には、116に確認して、8/30の午前中にアナログ回線への戻し工事の予約を入れたこともNTT東日本のADSL担当に折り返し、連絡を入れていたので、こちらの手順のどこに誤りがあったのか聞いてみた。
 「いずれにしても、本日のADSL局内工事の予定に入っていないので、このままアナログ回線に戻すとISDNが使えなくなるので、アナログ回線に戻す作業は一旦、中止します」とのこと。
 また、「どうなっているかは、調べて返事します」とのことだったので、待機していると、116の担当者より、折り返し電話があった。
 説明によると、「116では、ISDN関連のオペレーションをしており、また、朝、電話したNTTの局内工事部署(0120-344-474)は、アナログ回線への戻し工事しか担当していないため、ADSL局内工事については、判らない」とのこと。また、「フレッツADSL以外のADSL局内工事は、e-accsessとNTT東日本とで工事日を調整しているので、Hi-Hoかe-accessにADSL局内工事については確認して下さい」とのこと。
 「アナログ回線への切替は、その確認後にしますか?」とのことだったが、今日、予約している日にちを変更すると、また、振り出しに戻って、何時になるかわからなくなるため、アナログ回線への戻し工事は、本日、実施して貰うことにした。ADSL局内工事の確認をするため、電話を使用することから、アナログ回線への切替工事は10:30からにして頂いた。
 NTTの局内工事部署への時間の連絡は、116の方からやりますとのことだったので、一応、8/30の10:40頃には、アナログ回線に戻っている筈。
 10:00を待って、e-accessのADSLサービス(0120-2754-37)に電話するが、アクセスが集中しているらしく、数分待たされた挙句に、時間を置いて再度、かけなおして下さいとのこと。
 10:30には、アナログ回線への戻し工事があるので、e-accessではなく、NTT東日本のADSL担当に電話してみた。同様に話中で何回かは待たされたが、何度か再ダイヤルしていると、ようやく繋がった。
 状況を説明して、ADSL局内工事は8/30の午後に予定されているか確認した。氏名と電話番号を求められ、調べますとのこと。
 調べた結果、8/30の午後、時間は確定していないが、ADSL局内工事をすることになっているとの返事。
 結果としては、e-accessなどの外部の接続業者対応のADSL局内工事の担当部署と、朝、電話したNTTの局内工事部署とは、横の連絡はなく、全く別の部署であることが判った。
 朝の電話で、ADSL局内工事の予約が入っていないというのは、NTTのフレッツADSLとしての予約と相手が勘違いしたためのようだ。

 これで、10:30〜アナログ回線への切替工事があり、午後にはADSL局内工事(時間は不明)がされるらしいことが確認できた。
 あちこち、電話して、やっと確認ができたが、NTTの窓口を一本にして貰いたいと思うのは、私の勝手?

 10:30にアナログ回線に戻る予定なので、電話線の接続替えを行った。ISDNルータの電源を落とし、ルータに接続されている電話線を、はずして、モジュラージャックに直接つないだ。
 この時点で、電話を取り上げると、ISDNの信号らしきツーという連続音が聞こえ、まだ、アナログには戻っていないことが判る。
 また、電話機のトーン信号をパルス信号に戻した。(ISDNでは無条件にトーンになったが、アナログ回線では、トーンにすると390円/月かかるとのことだったので、トーンでの契約はしなかったため)

 この状態で、10:30を待ったが、何の変化もなく、11:00になってもISDN信号のまま。既に電話の配線はルータから外しているし、NTTへの状況確認の電話もできない状況になった。(携帯電話があれば、話は簡単なのだが...)
 11:20分頃になって、電話を取り上げてみると、無音状態になっており、切替工事中かなと思えた。11:30に再確認してみると、アナログ回線に戻っており、ようやく電話が使える状態になった。
 (116での確認では、10:30から工事をするので、遅くとも11:00には完了しているとのことだったが...)
 まあ、何とかアナログ回線へ戻す第1段階は完了。

 12:30現在、ADSL用のスプリッタやルータは届いていない。
 ADSL局内工事の完了は、これらの機器が届かないと確認できないので、ただ待つのみ。(8/29のe-accessへの電話確認では、8/30到着で手配済みとの確認はとれているが...)
 前途多難か?

 午後、2:30に宅配便でe-accessからの荷物が届いた。

 早速、スプリッタ、ルータ、HUB、LANボードなどの機器間を接続後、ルータの電源を投入。(下図に接続図を示す)
システム構成図

 ルータ前面のランプが点滅し、初期設定(ルータの診断を実行しているようだ)が開始され、ADSLのランプが点滅状態から、常時点灯状態になった。(ADSL接続状態)
 ADSL局内工事は、8/30の午後に予定していたが、2:30頃には工事が完了していたと思われる。
 午前11:00頃にアナログ回線への切替工事、午後2:30にe-accessからスプリッタ、ルータが宅配便で届き、ほぼ、同じ頃、ADSL局内工事が完了と、何とか同日移行ができた。

 次に、パソコンの電源を投入し、立ち上げた。
 ここで、ルータの前面パネルのLANランプが点灯することを期待していたが、パソコンが立ち上がってもLANのランプが点灯しない。

 パソコンからのLANケーブルは、HUBを経由して、ルータに接続しているので、ルータとHUB間の接続がおかしいと判断。
 HUBとルータ間の接続は、クロスケーブルで接続(e-accessのホームページでルータとHUB間はクロスケーブルで、HUBとLANボード間はストレートケーブルで接続するよう図で示してあった。)していたが、これまでの使っていたISDNルータとHUB間はストレートケーブルで動作していたので、クロスケーブルをストレートケーブルに変更してみたら、LANのランプが点灯した。
 これで、一応、ADSL側、LANボード間の接続はOKと判断できた。

 次に、パソコン側の設定と、ルータの設定を行う。
 e-accessから機器と一緒に同梱されていたマニュアルの手順に従って設定作業を行った。

 先ず、TCP/IPの設定を、これまでの設定からマニュアルに記載の設定に変更。
 次に、ルータの設定を行うために、添付されてきたCD−ROMを挿入すると、自動的にセットアップ画面が立ち上がった。
 ここで、使用プロバイダやADSL IDを入力すると、ルータの初期設定が起動し、ルータが再起動された。
 ここで問題発生、ルータ再起動中の画面がでたまま、時々、パソコンの画面がブリンクするが、数分待っても終わらない。ルータのランプも点滅を繰り返している。どうもループしていうように見える。仕方がないので、CNTL+ALT+DELで、該当タスクを強制終了させると、ルータのランプは、全て点灯状態になった。
 初期設定が完了しているか不安であったが、一応、パソコンを再起動して、インタネットエクスプローラを起動。
適当なホームページにアクセスして見たが、タイムアウトで接続できない。ルータの初期設定が完了していないのではと思ったが、TCP/IPの設定をISDNで動いていた設定に戻してやると、何と、今度は接続できた。ルータの設定も問題ないようだ。
 e-accsessのマニュアルは、HUBとか無線LANを使わないで、ルータと1台のパソコンを接続した環境での手順らしく、HUBを使い複数台のパソコンを接続し、更に無線LANまで使用している我が家では、全く、使えないマニュアルのようだ。

 結局、ISDNルータを使用している時の設定のままで、ADSLでも使用できることになった。
 幾つかのホームページを参照したが、実感として、今までのISDNと比べるとアクセスが早くなっている。
 メールソフトを立ち上げ、メールを参照して見たが、こちらも当然ながら、早くなっている。

 これで、ADSLへの移行は完了と思ったが、念のために、共有設定してある他のパソコン間でのファイル共有は大丈夫か確認してみた。ところが、「ネットワークの設定が誤っている」とのメッセージが表示されて、アクセスできない。
 インターネットにはアクセスできて、PC間はアクセスできないということは、IPアドレスの割当てに問題があると推定。
 ISDNルータの設定では、無線LANの導入時に、無線LANのアクセスポイント(AP)は、IPの自働割当てが使用できないことから、ルータのDHCP機能を殺していたことを思い出し、多分、同様のケースだろうと想定。
 e-accessからのルータ設定手順のマニュアルを参照すると、手動設定の説明があり、その手順を参照して、ルータのDHCP機能を使わない設定にした。ルータが再起動され設定が反映されたことを確認して、パソコンを再起動後、ネットワーク共有ができることを確認。これで、一応、ADSLへの移行が完了!!

 但し、e-accessのホームページでは、下記の注意事項の記載がある。
 しかし、我が家の環境では、DHCP自動取得では動作しない。
 この設定が、何らかの悪影響を及ぼさないか、心配ではあるが....

  ※ご注意事項
  モデムの設定にあたっては、DHCP、DNSが自動取得されることが前提となります。
  すでにDHCP、DNSを手動で設定されているお客様は、モデム設定の前にこれらの設定を変更してください。


 ADSLでの接続スピードを計測してみると、下りで700KB程度であり、1.5Mの半分にも満たない状態であった。
 電話局から2Km以上は離れていそうなので、こんなものか?
 MTUの設定変更などで、少しは改善できるとのことなので、次は速度向上へのチャレンジをやる予定。本日はここまで。
 フレッツADSLではない、e-accessを使用して、ADSLへの同日移行ができたケースは少ないのでは?
 何とか、同日移行ができたが、ADSL導入は、簡単ではない印象。

 NTTの中でも、担当部署が別れており、窓口が一本化されていない。予備知識がない人は、ADSL導入は、まだまだ、難しいのでは...

9月2日
スピードアップに挑戦

Googleの検索で、「ADSL 速度向上」とかで検索して見ると、ADSLの最適化には、レジストリの修正が必要ということがわかった。
REGEDITを使用して、人手でレジストリを修正してもいいが、NetTuneというフリーソフトを使用すると、簡単に最適化できることが、いくつかのホームページで紹介されたいた。そこで、NetTuneをダウンロードした。

NetTuneのダウンロード
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-PaloAlto/3342/index.html

また、ADSLの速度向上には、MTUとRWINの設定値が重要であることもわかった。(MTUとRWINの調整についての説明は、下記のURLを参照)
http://homepage2.nifty.com/~amaki/adsl/cont18-10.htm

上記の内容を理解した上で、NetTuneを使用して、レジストリを修正した。

設定値は、
MTU:1454
RWIN:8192
RFC1323:3
RFC2018:1
TTL:64

なお、MTUの1454は、フレッツADSLの推奨値であるが、e-accessの場合も、1454が最適値であることは、pingコマンドで確認できた。

pingレポート

NetTuneを用いてレジストリを修正後、パソコンを再起動して、ブローバンドスピードテスト(http://speedtest.pos.to/)にアクセスして、回線速度を計測してみた。

測定結果

若干の、速度向上は見られるものの、下り回線速度は、590Kbps程度であり、1.5Mbpsには程遠い値になっている。
計測する時間帯などで、測定結果が変わるようだが、大体、350Kbpsから600Kbpsの間位の速度になっている。
電話局から2Km以上は離れているようなので、これが限界かも....
これでも、フレッツISDNの64Kbpsからは、圧倒的な早さであり、当分は、これで使うしかない。
ADSLでもYahoo!BB方式と同様の下り8Mbpsのサービスがe-accessでも計画されているようなので、その内、考えることにする。

line2.gif (1059 バイト)

ホームページ[ホームページ]