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平成12年1月21日号通算85号 |
の日本酒を飲む会 ニュース |
幾度か「止める」チャンスを失しつつ、幻の日本酒を飲む会は25年目に入りました。
この会を作ったときの目的というのは、「吟醸酒の存在と品質を世の中に知らせる」という大それたものでした。その当時の吟醸酒はそんな程度の存在だったのです。
始めて3年目に私の血圧状態が急上昇し、入院先から「解散宣告」を出したのですが、なし崩しに復活してしまいました。
そこで止め損なったもんだからこんな宣言を出しました。「吟醸酒が我々の手の届くところにあるようになるか、手の届かない値段になるとしたら止めよう」と。
前者は市民権を得ることだし、後者は高嶺の花になることで、どちらも初期の目的が達せられた結果の現象であることはおわかりでしょう。そしてそれは実現してしまったのです。
としたら、止めてもよかったのです。ですが、それが「いつ」と判定できないので、ずるずると来てしまったのでした。
その後、何度となく「止めよう」といいました。その都度、「私はまだ入会したばかりで、十分に吟醸酒を味わっていない」とか文句をつけられ、ずるずるとなったのです。
20周年、300回も止めるチャンスでしたが・・・。
今、25年目に入って、今年の11月、つまり満25年を勤め上げたところで止めようかと思っております。会員暦の浅い人には申し訳ないけど、ここで止めなければあと「引き際」はないんじゃないですか。体力も薄れ、行動力も衰え、惰性で「むかしの唄」を唄っていたのではスタートの時の高邁な精神が泣くでしょう。
そんなことで、この1年、幻の日本酒を飲む会を止めることを夢見ながらやっていくつもりです。
皆さんのご意見をお聞かせください。
12月例会(12月17日)に空席があります。25年前と同じ銘柄を飲む例会です。まず、他では飲めないのを飲むこの会は、即時満員になると思っていましたが、案に相違して空席があります。
暮れの第三「花の金曜日」、忘年会の真っ盛りに例会を開いたのが失敗だったのでしょうか。「こっちの水はおいしいぞ」と言うつもりはありませんが、他の予約をキャンセルしてこちらに来られる方は、大至急お申し込みください。
これからの幻の日本酒を飲む会について、皆さんのご意見をお待ちしています。
1月から本会は新年度になります。同封の会員登録カード−葉書をご返送の上(継続の方も)、年会費をご納入ください。
雀醇宿OBにお願い・・・最低、準会員に登録してください。
正会員 5000円
準会員 2500円
<支払い方法>
(1)同封の郵便振込用紙で送金する。
(2)銀行口座へ振り込む。
(3)80円切手で送る。
葉書ご返送のない場合、案内とニュースの発送は3月号までになります。
12月現在の会員数
正会員 139
準会員 65
その他 44
正会員の方で、25周年パーティーに出席できなかった方には、記念グラス6個入りを郵送いたします。送料800円は新年度会費と一緒に合わせてご送金ください。
〒113-0034 東京都文京区湯島4-6-12湯島ハイタウンB-1308
TEL 03-3818-5803, FAX 03-3818-5814 幻の日本酒を飲む会
篠田次郎