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平成12年12月号通算96号 |
の日本酒を飲む会 ニュース |
12月のニュース、これは第96号になるものですが、記事を書き始めるのにほっとした気分になっていると報告いたします。
閉幕宣言以来、多くの方から「止めるな」といわれ、激励の言葉もたくさんいただきました。それなのに「ほっとした気分」といっては、案じてくれた人々に申し訳ないと思っていますが。
10月の「吟醸寄席」が終わってから、肩の荷がおりたような気になっているのは事実です。皆さんの激励の声、それ以上に朝日・毎日・日経各紙が幻の日本酒を飲む会の終焉を大きく取り上げてくれたのには驚きました。それに反して、一部を除いた業界が何の反響も示さないのにも驚かされます。
私の知らない新聞の読者から問合せが続々入るのに、いわゆる業界が何の反応も示さないことは、いいにくいことですが「だめな業界だなぁ」と感じざるを得ません。
だからそこにこそビジネスチャンスがある。それを知っている人々が10月1日のセミナーに42人、11月17日には60人、定員を超して集まっています。
これらの人々が「いい酒」を担ってくれれば、私たちは別に不自由、不便を感じることなく「いい酒・吟醸酒」を楽しむことができます。決して未来派明るくないとはいえないのです。
肩の荷をおろしたとはいえ、二つの大きなセミナーの後始末と準備で追われています。また、酒の催しが目白押しで、寸暇もありません。当然、酒浸りの日々です。
幻の日本酒を飲む会を止めたことの寂しさの実感は、「御慶」が過ぎてからやってくるのでしょうか。そうなったとしても、酒を飲まぬ日になるはずはない。どんな日々になるのか楽しみです。いささか不謹慎ですが。
皆さんからの会費は12月分までお預かりしています。が、12月例会はありませんので、この12月号の送付でご勘弁ください。
25年前の第1回目は、「暮れで酒飲みは忙しいだろうから」と12月6日に会を開いたのでした。今年は心おきなく忘年会に励んでください。
故人になった会員・栗原信平さんが開いていた「酒楽会」は、同氏の逝去を期に、ますます盛大に発展すべく、10月21日、有楽町外人記者クラブで記念例会が開かれた。故人をしのぶ人たち200名の参加者があり、飲み惜しんで故人が残した名酒を、故人をしのびつつ盛大に飲み干した。
「酒楽会」の今後については、町田市南成瀬「さかや栗原」にお問合せ下さい。0427-27-2655
本紙をニュースソースにしておられる酒販店、飲食店の方々から強く続刊を求められました。これまで同様の形で続刊いたします。
購読希望者は、12月1日までに年会費2500円を
(1)郵便振替口座に振り込むか、(2)80円切手32枚を事務局へお送り下さい。
なお、本紙には贈呈紙制度はございませんので、有料読者以外には今後お送りいたしません。ご了承ください。
※ 郵便振替口座:00180-4-728361 口座名「幻の日本酒を飲む会」
日本吟醸酒協会吟醸酒大学校が大学コース終了者に「吟の騎士」称号を与えています。その資格者が誕生するのに合わせ、吟醸酒を愛し育てて来た6氏に、「名誉吟の騎士」称号が授与されました。
本会会員から、加藤腱さん(元新日鉄副社長)、糠谷信平さん(元経企庁事務次官)のお二人が選ばれました。おめでとうございました。
〒113-0034 東京都文京区湯島4-6-12湯島ハイタウンB-1308
TEL 03-3818-5803, FAX 03-3818-5814 幻の日本酒を飲む会
篠田次郎