第41回木陰浮月粋人盃例会

「浜千鳥」特集

 7月19日(水)小杉の旬彩旨酒「さとみ」で第41回木陰浮月粋人盃を行いました。(写真1
 41回目を迎えるにあたり、また初心を忘れずとの思いから、第1回目に楽しんだお酒、岩手県釜石市の「浜千鳥」を楽しみました。

 浜千鳥は大正12年の創業で「地元に愛される味づくりと品質の高い酒造り」をモットーとし以来、三陸の「海の幸」に合うやさしく、そしてホッとする様な口当たりの酒質の酒を醸し続けています。
ときに、旨い吟醸酒に出会うとハッとさせられる事があります。今回の「浜千鳥」特集では、そんな印象が強く残った。キラキラと輝くような酒質は私たちをやさしく包み込んでくれる。スタンダードな吟醸酒のイメージを持っていた参加者は一様に驚きを感じたろう。純米大吟の驚くほどバランスのとれた香味、大吟醸の華やかさ、仙人郷大吟の古酒の熟しはじめた酒の醍醐味、純米吟醸のホッとさせる様なミルキー様のやさしさ、吟ぎんが仕込み純吟のカッチリした旨味の主張、本当にどの酒も、さりげなく自己主張していて飲み飽きない。また、私がねかせていた純米大吟はブランデーを思わせる様な深い味わいになり、蔵にはないであろう吉里吉里酒はすばらしい熟成酒へと姿を変えていた。

  写真は左から順に、仙人秘水、純米吟醸、仙人郷大吟醸 3年古酒(非売品)、吟ぎんが 純米吟醸、浜千鳥仕込水、大吟醸斗瓶11BY仕込26号(非売品)、純米大吟醸斗瓶11BY仕込27号(非売品)。

 参加者16名、旨酒とマスターの手間暇かけた、心のこもったお料理を十分に満喫した2時間半でした。
 「さとみ」さん本当においしいお料理ありがとうございました。

日時   平成12年7月19日(水)午後7時〜9時30分
会場 旬菜旨酒「さとみ」 中原区小杉陣屋町2−2−1
TEL044−733−0389
最寄駅:東横線 新丸子駅・徒歩約8分、武蔵小杉駅・徒歩約10分
定員 15名
会費 会員7500円 ビジター8000円
申込先 (株)石澤酒店
幻の日本酒を飲む会「木陰浮月粋人盃」(もくいんうげつすいじんはい)
TEL044−411−7293


メニュー
床伏肝サワークリーム トリッパのブルスケッタ 鰯と茄子のミルフィーユ
鰹のたたき梅マヨネーズ
(活)真蛸のサラダアンチョビドレッシング
シャピニオン風味のヴィシソワーズ
ハモのフリット和風バルサミコソース
骨付仔羊ロース山椒味噌焼きポムリヨネーズとクレソンを添えて(写真3
うにと完熟トマトの冷製スパゲティ