第42回木陰浮月粋人盃例会

「日高見」特集

 9月19日(火)、第42回木陰浮月粋人盃を行ないました。宮城県、石巻「日高見(ひだかみ)」特集で、蔵元・社長の平井孝浩さんをスペシャルゲストでお迎えして、蔵の銘柄の名前の由来から酒造りの現場の話を始め、新しく試みているお酒の裏話まで飛び出し、大変勉強になりました。
 本当に楽しいお話をたくさん聞かせていただきました。

 日高見は創業は文久元年。銘柄の「日高見」は、太陽の恵みを受ける伝説の国「日高見国」が北上川を中心とする文化圏に存在した事にちなみ命名される。一麹、二モト、三造りを基本に、しっかりと旨みのあるキレイな酒質を目標とされているそうで、搾った後も酒造りは続くという考えで、貯蔵から出荷までの管理も醸造と同じレベルで大切にしていらっしゃいます。

 今回、限定品の天竺シリーズでは酒米のちがいがとても楽しかったし、大吟醸は蔵元・平井さんがおっしゃる様に旨みがあってキレイ(繊細)な酒で、日高見のデリケートな所も楽しみました。またゲスト(非売品)酒はさまざまなオーク樽に純米酒を詰め、試醸している「天使の気まぐれ」。これも樽によって色々な個性が出ていておもしろかった。また、今回も酒の個性を意識して「海鮮山鮮」の渡辺栄治さんが腕をふるってくれました。参加の一人一人が「日高見」のお酒にいろいろな事を感じ取れた会になったと思います。