便の色を決めるのは、主に消化液である胆汁（黄色～茶色）、食べ物、
血液、腸内細菌の影響と考えてください。 |
| 灰色～白色 |
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胆汁は肝臓で産生され胆嚢で貯められ、食べ物が胃を通過して十二指腸にくると排出され、食べ物を消化します。肝臓や胆汁の通り道（胆道）に障害が生じ、流れなくなると便は白っぽくなります。行き場を失った胆汁は血液中に逆流し全身に廻るため、体が黄色っぽくなります。尿もコーラのような濃い色になってきます。 |
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肝臓、胆嚢、胆管、膵臓、十二指腸の疾患です。 |
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病院の消化器科へ行きましょう。外科でも結構です。基本的に入院治療の対象です。 |
| 黒色 |
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血液が胃酸で消化を受けると黒になります。胃より上側からの出血（鼻血、食道出血、胃出血）が原因です。胃より上の場合は吐血症状が主になります。胃の次に位置する十二指腸も、出血性潰瘍が多くやはり胃酸の影響を受け黒くなります。 |
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胃の病気が殆どです。 |
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食事をせずに消化器科へ行き、胃カメラを受けて下さい。 |
| 赤色 |
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真っ赤な血は出口に近い出血です。肛門の出血は排便時に起こることが多いので、時間も経っていませんし、消化の影響も受けません。普通の色の便に血液が付く形を取ることが多くなります。 |
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肛門、直腸（大腸下部）の病気 |
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普通の便の周りに血液がつくなら肛門科。便自体が赤いなら大腸カメラが必要です。 |
| 暗赤色 |
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出血量が同じなら、胃に近いほど黒く、肛門に近いほど赤くなります。出血量が多ければ消化を受ける前に排出されますから、どこから出血しても赤い色になります。 |
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上部大腸か小腸、胃で量が多い場合。 |
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大腸カメラ以外にも各種検査が必要となる場合があります。 |
