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 < 化粧 − 渡辺淳一 >

 京都の老舗料亭を舞台とした三人姉妹の織りなす愛憎模様が 綴られた作品です。舞台となるのは高台寺近くの料亭、蔦乃屋 ですが、その蔦ケ峰の麓に原谷苑があるなど架空の設定と現実の 風景が入り交じりますが、祇園花街などは実際に取材して 綴られた作品だけあって、現代の花街の一面も垣間見ることが 出来ます。 その原谷苑はこの作品、映画がきっかけとなって、多くの人に 知られるようになったと云います。個人の敷地ですが、春の桜は 「咲き乱れる」と云う表現がぴったりの原谷苑です。

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