/// 祇園祭、鉾建て /// (00/07/14)
鉾建ての様子を紹介しましょう。 左上の写真がまず最初です。やぐらの ように組み上げます。この部分を胴組み と云います。これが完成すると右上の 写真、横倒しにします。上に伸びる 木枠は引き起こす時のてこです。 左の写真は別に組み立てた真木(しんき) と云われる鉾の屋根に伸びる部分を組み 込んだところです。左下の写真が真木の 部分です。 次に鉾を引き起こします。
引き起こした後に、車輪を支える石持 (いしもち)をはめ込み、上部の屋台部分を 組み立てていきます。 例年、長刀鉾、函谷鉾、菊水鉾、月鉾、 鶏鉾は10日に鉾建てが始まりますが、 その完成に3日間を要します。そして12日の 午後に鉾の曳き初めがおこなわれます。 13日は山建ても始まり、14日には夕刻から 四条通一帯は歩行者天国となり、駒形提灯が 入った風景は京都の夏を盛り上げます。 なお、写真は判りやすい構図を選んだので、 長刀鉾、函谷鉾、月鉾の各写真、撮影年次も 混合して使っています。。