/// 祇園祭、鉾建て見つめて  ///  (02/07/11)

作事方(さくじがた)と

云われる人々によって段取り

よく作業は進みます。

比較的大きな鉾の場合、全ての

作業を終えるのに、三日間ほど

要します。準備と胴組みが

1日目、この真木取り付け

当たりは二日目になります。
真木関連の作業が終わると

横倒しの胴組みを元に戻す

作業が行われます。

前後にかけたロープを慎重に

たぐりながら除序に鉾を起こ

していきます。

この鉾起こしが最も神経を

使う作業でしょうか。
やがて重心を越えると手前の

ロープは緩み、反対側に力が

かかることになります。

最初のやぐらの写真だけは

南観音山ですが、他は長刀鉾

です。他の鉾では多少組み方や

作業の内容が異なりますが、

鉾建ての基本的なやりかたは

同じです。
この後、石持(いしもち)と

云われる車輪、車軸を支える

部分が取り付けられます。

そして三日目に周りの前掛け

胴掛け、後ろの見送りなど

美術品とも云われる懸装品が

取り付けられることになり

ます。

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