/// 堀野記念館 /// (00/05/24)
堀野記念館はキンシ正宗へと受け 継がれる酒造りの歴史を伝える 記念館です。初代松屋久兵衛による 酒造りの創業の地です。この地が 選ばれた理由は御所に近く、需用が 見込めたこと、そして良質の水が 確保出来たことによります。 御所の東側に京都三名水のひとつ 「染井の水」が湧き出ていますが、 この堀野記念館に湧き出す「桃の井」 の水はその水脈と同じで、現在でも 毎時3トンの水が湧き出している そうです。明治年間に酒造りは伏見へと移されましたが、記念館では江戸時代に 使われていた酒造りの道具類が展示されています。 また記念館は幕末から明治の京都の町家の風情をよく残しており、 酒造り関係の展示と共に、京都の町家の雰囲気を知ることも出来ます。 記念館では案内と共に、説明もして貰えるので、酒造りも町家も 詳しく知ることが出来ます。 また酒造りは伏見に移されましたが、この地では地ビールの製造が 行われています。アルトタイプの「まったり・花街麦酒」、そして ケルシュタイプの「かるおす・町家麦酒」の二種類です。 奥にはテーブル、カウンター席があって、蒲鉾、あられ、京漬物で 楽しむことも出来ます。勿論、持ち帰りも出来ます。 場所:京都市中京区堺町通二条上ル亀屋町172 075-223-2072 時間:午前11時〜午後9時、月曜、年末年始は休館 備考:地下鉄丸太町駅7番出口から徒歩10分、入館料300円