/// 路面電車発祥の地と痕跡 ///  (00/05/02)

 二つの石碑には電気鉄道
事業発祥の地とあります。

左側は京都駅前に設置され、
右側は伏見区の油掛商店街の
外れにあります。

日本での電気鉄道は、明治
28年、京都電気鉄道株式
会社の手によって、京都駅前、
正確には旧東海道線の東洞院
通東塩小路踏切の南側から
伏見町油掛通まで開業したのに
始まります。
 そして同年4月1日には岡崎の
博覧会会場線も開業します。

この博覧会会場線は木屋町通を
北上し、先日紹介した島津創業
記念資料館の前を経由して
いました。伏見線は京都市電へと
引き継がれますが、狭い道を
通っていた会場線は後に廃止
されます。

その後、京都の路面電車は市電と
して活躍しますが、昭和53年
10月1日に全線が廃止され
ます。
中段の写真は大宮通が、東海道
本線を跨ぐ跨線橋に残る架線柱です。
そして錦林車庫付近に残る架線柱
です。町中では写真のように三段に
絞った飾り柱が使われることが
多かったようです。

最後は平安神宮神苑に保存されて
いる2号車両です。原色のまま
保存されています。

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