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○黙示録(1)~予言書としての黙示録~ 黙示録いわく 五度、太陽が死せるとき、新しき旧き名の都の西に赤き湖が現れる。それはすなわち、五番目の御使いが舞い下りし証し・・・。御使いは闇の鷹なり。罪深き黒き羊達の主にして盲目の白き羊達の王。世界に暗黒の時代を呼ぶ者なり 法王庁の軍「聖鉄鎖騎士団」が奇跡調査のために出かけ、「預言書」どおり実際に赤き湖を見つけた。上記はそのとき彼らが口にした一説である。 ここには「預言書」と「黙示録」といった別々の言葉が出てくるが、おそらく内容は同じものであり、むしろ同一の物と考えたほうが無難である。 ※ 通常、黙示録(アポカリプス)とは聖書に書かれた世界の破滅と新生を記した一節のことであり、旧約聖書では「ダニエル書」、新約聖書では「ヨハネ黙示録」が有名。 一方、預言書とは神の啓示を受けたとされる預言者が記した文書で、聖書内にも多数記述されており、特に旧約聖書の中に多く見られる。 これら2つは必ずしも同一なものではない。 奇跡調査に赴いた聖鉄鎖騎士団が「予言書(黙示録)」の奇跡を自ら体験するという皮肉が伺える。 |
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