このページではベルセルクにおける数々の謎等を独自に考察しています。
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○コボルイッツ家△■×年の秘術

 アドン君の台詞からその秘術は以下のとおりである

技名 経年 説明
戦槍術最大奥義
 岩斬旋風・・・
140年 槍を旋回させることにより遠心力を加えて敵に叩きつける技らしいが、モーションが大いため間隙を突かれ易く役に立たない。
拷問術
 悶絶100年殺し
200年 一生拷問し続けること。(単純計算では100年かけて殺すことから、2回しか実践されていないことになるが、人間の寿命的に無理)
活殺自在の術 700年 ただの死んだフリ。
豪弓狙撃術秘奥義
 烈射迅雷破
1000年 隠し持っていたボーガンにより、即効性の痺れ薬を塗ってある矢を放つ技。

 単純に上記を見る限り、秘術といってもロクなものがなく、その伝承自体怪しいと言わざるを得ないが、兄弟揃って実戦部隊の指揮官を務めているところからすれば、コボルイッツ家は貴族としてある程度の権勢を誇る家柄と考えられる。
 従って、上記の数々の秘術はアドン君自身の創作か若しくは誇大表現と解釈するのが無難だろう。

○アドンの精神に迫る

 アドン君といえば、しつこい上に卑怯者、苦笑を禁じえない存在として描かれているが、なぜ彼は卑怯な手段や虚言を用いるのであろうか?
 そこには、自らを必要以上に尊大に見せる深層心理が働いているものと考えられ、それはチューダー帝国軍の気風や教育によるところが大きいのかも知れない。
 たとえば、チューダー帝国における部隊名は元来、色と獣(動物、しかもB級の)と装備の特徴を組み合わせて付けられている。
 これは、名称により敵を威圧するといった精神操作の効果があり、事実これまで強大な軍事力でミッドランドに攻勢をかけ続けてきたため、より効果的に作用しているものと思われる。
 こういった効果を軍が見逃す筈もなく、指揮官レベルまでその教育が徹底されているとすれば、常時多用するものが出現しても何ら不思議ではない。
 腕力はあるが実力は上の下程度のアドン君にとって、出世を目指すためには虚言や擬態を労せねばならず、逆にいえば、自らを守るために覚えた処世術に他ならないと言えるだろう。
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