このページではベルセルクにおける数々の謎等を独自に考察しています。
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○髑髏の騎士に関する謎(1)〜髑髏の騎士の正体〜

 象徴的な髑髏の兜からして、現段階では、覇王ガイゼリックと考えるのが普通と思われる。
 騎士は本作品において節目節目に出現する重要キャラであり、再生の塔・断罪の塔といったステージ設定の関係からもガイゼリック以外の既存キャラと関連付けるのは無理があるように思う。
 これは、
 「千年我らに仇なす貴様だ」とゾッドが言っているが、ガイゼリックの都が5人又は4人の天使によって滅ぼされたのもおよそ1,000年前で時間的に共通する点。
 26巻/胎海の娼姫/P76で、スランが髑髏の騎士を「王さま」と揶揄(?)するシーンが登場している点。
 から言えることだ。
(※ ついでに言えば、ガイゼリック自身が千年に1度受肉した姿なのではという想像ができなくもない)

 とはいえ、ストーリーが完結しているわけではないので、今後の展開から全く関係のないキャラということも十分ありえる話だ。

 いずれにせよ、使徒ゾッドと互角以上に渡り合える上、蝕の結界さえものともしない点からして、超常的な存在であるのは間違いなく、年齢的観点からも、生身の人間が1,000年も生きているとは考えられない。パックが「エルフの気配がしたような・・・」と感想を述べているほか、ガッツの烙印が反応している風には見えないことから、少なくとも魔の類ではないものとは考えられる。
(※ ガイゼリックが築いた都を天使が滅ぼしたという伝説に関しては別途記述。)

○髑髏の騎士に関する謎(1)〜髑髏の騎士の実力〜

 髑髏の騎士が戦う場面は以外に少ない。
1.フェムト誕生に際して結界外で行われたゾッドとの戦闘。
2.同結界内での天使長ボイドへの一撃。
3.断罪の塔外での「完全な世界の卵」との戦闘。

 これらから、騎士の実力を検証してみたい。
 まず、1つめの戦闘ではゾッドに傷を負わせたまま勝ち逃げしている。よって、その力は使徒以上と推測できる。また、この戦いでは同時に、彼の持つ刀が小振りであるにも拘わらずガッツのドラゴン殺し並の威力があることが分かる(破邪の剣か?)。
 2番目のボイドへの一撃は、”空間操作”らしき力によりはね返されるが、キッチリ盾で対応するあたり、互角と見ていいだろう。
 3つめは、敵の戦闘力が分かりにくいため論外。

 結果として、実力はゴッドハンド級ということになる訳だが、ここで一つ疑問が残る。というのは、ゴッドハンドはその力が強大すぎるため異世界でしか実体化できないのに対し、髑髏の騎士は現世に存在している点、これはつまり、彼にはゴッドハンドほどの力が無いことを意味しているのだろうか?
 この疑問に対しては必ずしもそうとはいえないように思う。私見であるが、騎士は「人を幸せにする力がある」エルフと何らかの関係があり、力のベクトルがゴッドハンドのそれとは異なるため現世であっても存在可能なのだと考えられる。
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