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○神託 実は、予言に関して法王庁のほかに発言している者がいる。一人はシラットである。 バーキラカ一族はクシャーンの斥候として「神託の地」を探しており、一族の復権に係る任務としていた。結局グリフィス復活の地を「神託の地」とし、グリフィスを「求めし者」としたが、この「神託」、神のお告げという意味であるから予言以外の何物でもない。 事実、クシャーンの大神官に神託があったと国王は信じているらしく、バーキラカ一族にミッドランドにて神託の人物を捕えるよう命じたと本編で書かれている。(臣下レベルでは戦争の口実でしかないらしいが・・・) しかしながら、グリフィス復活劇を示しているあたり、予言よりむしろ因果に属する物と考えられ、法王庁の管理する「黙示録」と同様あやしい存在と解釈すべきである。 クシャーン若しくはバーキラカが何故にグリフィスを求めるのか未だ不明である(おそらく、大陸統一であろう)、が、因果律と呼ばれるものがミッドランドにのみ限定されるものでなく大陸全体に関係していることが伺える点で興味深い。 奇しくも、当初、旅芸人一座の占いババが言ったとおり、世界を巻き込む状態になってきた。 同じく神託を語るものとして、”月光の騎士”ロクス・ラクシャス(夜魔)のほか新生鷹の団というべき人材が多数登場した。 これらのキャラ、聖魔戦記の章から初めて登場するが、神託により光の鷹たるグリフィスに従うよう決められたものとされている。 これに対するグリフィスの反応も冷めたもので、それぞれ初対面のはずなのに当然知っていたかの様に応対している。 とするとやはりこの「神託」も、クシャーンの大神官に啓示されたもの同様、因果に属するものと考えて差し支えなさそうである。(まぁ、ロクスの正体は不明だからグリフィスとはどこかで面識があったのかもしれないが・・・。) |
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