![]() |
![]() ![]() ![]() |
○章の終了 では各章は何をもって終了(転換)するのだろうか? (前もって断っておくが単に三浦建太郎氏がそう描くという答えは論外(笑)) 各章で巻き起こる事件や超怒級の戦闘に目を奪われがちだが、私は各章に「鍵となるキャラ」が登場している点に注目している。つまりガッツが「鍵となるキャラ」の精神面に大きく影響を与えたときが「章」の終わり目だと考えるのだ。 ちなみに今までのパターンを分析すると「鍵となるキャラ」は次のようになり、現在途中の聖魔戦記の章を除いて上記の仮説が成立していることが判る。何故か女性キャラが多い。
ガッツが体現する「自ら考え自分の意志で行動する」不屈の姿が人々に精神的変化をもたらしているわけだが、そういう意味ではガッツは思想家の役割を担っているように思われる。 若しかしたら、この思想が人々に広まることで因果律に支配されているらしいベルセルク世界を変えることができるのかもしれない。 逆に言えば、この思想こそがベルセルクのテーマであり、絶対的依存対象であるグリフィスと対極に存在するものなのだろう。 余談だがここで一つ思い出してほしい。モズグス曰く、昔ガイゼリックの悪行を神に訴え続け遂に天使を降臨させたのは賢者だった。もしガッツが思想家の役を担うとすると、ガッツ=賢者、グリフィス=ガイゼリックの構図で同様の事象が起こる可能性もありそうだ。 |
|