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ニューエイジ最新情報			1999/7/26

最近、ニューエイジの活動や影響が顕著に見られるようになってきた。それは
映画、出版物、インターネット、新聞、衛星放送、経済界、心理学、科学など
多岐に渡る。

★映画界

【スター・ウォーズ エピソード1公開】

スター・ウォーズ エピソード1が日本でも公開された。映画評論家の様々な批評
にも関わらず、大人気である。冒険映画としては、やはりおもしろい。私もこの種
の映画は好きである。この映画がニューエイジ思想であること除けば。従って十数
年前にスター・ウォーズがニューエイジとかいう何やら胡散臭い思想に基づいてい
ると聞かされたときは驚きであった。しかしその当時日本では「ニューエイジ」
という言葉自体、全く聞かれなかった。数年後、日本でも話題に登るようになり、
その正体を見極めてやろうと、私の研究は始まった。

今回のエピソード1の単行本と映画を見ると、ニューエイジ思想がより前面に押し
出されている感じで、その分映画としてのおもしろみが減っているに感じた。その
あたりが映画評論家の不評をかっているのかもしれない。しかし、ニューエイジ思
想に関連しての批判は聞かれなかった。だが、7月14日ロイター通信社は、メキシ
コのカトリック教会が映画「ファントム・メナス」を非難していると報じた。その
理由は「”聖書を風刺”し、カトリック教会が反対すべき”新しい時代”の文化を
推進するものである」というものであった。この”新しい時代”とはNew Ageの
直訳であり、日本の報道機関の無知によるものだ。

映画では”フォース”という特別な能力を持った一部の人達が評議会を構成し、役
に立たない銀河連邦政府の背後で宇宙を取り仕切っていることが描かれている。
これは全くニューエイジの待ち望むものであり、その評議会の中心にマイトレーヤ
(再臨のキリスト)が座るのである。神話としてでなく、ニューエイジの人達は
本気でこれを信じているのだ!

★出版界

【書籍のジャンルとして定着しつつある「精神世界の本」】

最近ちょっと大き目の本屋に行くと、「精神世界」という棚が幅を効かせてきて
いることに気づく。ちょっと前までは「いかがわしい本」として本屋の隅の方に
ひっそりと置かれていたものだが、昨年あたりから急速に発行数が増えているよ
うだ。「神」の付く本がいったい幾つ発行されたことだろうか。一部はビジネス
書、経営哲学の本として置かれているものもある。その多くは船井幸雄に代表
される「無自覚的」ニューエイジだが、ベンジャミンクレームに代表される宗教
的ニューエイジの本も見られるようになった。「世界大師(マイトレーヤ)と
覚者方の降臨」(1998年 ベンジャミンクレーム著、シェアジャパン出版)
を読めば、彼らの思想は明確である。フォース、マスター(覚者と訳されている)
など、「スターウォーズ」でお馴染みの言葉も出てくる。

【シェア・インターナショナル誌】

ベンジャミン・クレームが編集長を務める月刊誌で、日本語版もシェアジャパン
出版から発行されている。ホームページも開設されており、ニューエイジのキリ
スト論が日本語で説明されている。記事によると再臨のキリストであるマイトレ
ーヤは、あちこちに姿を現しているという。1988年6月ケニア・ナイロビに現れた
時の顔写真まで載っているから驚きだ。神戸の仏教徒の前にも現れたそうだが、
そんな話は聞いたことが無い。

★講演

【ベンジャミン・クレーム講演会】

ベンジャミン・クレームとは何者なのか。彼自身によれば、キリストマイトレーヤ
(今はイギリスのどこかに隠れて一般人として生きているそうだ。)からテレパシー
を受けて、そのメッセージを伝えているのだそうだ。1995年から毎年来日して
講演会を開いている。今年も5月に、東京、大阪、岡山、名古屋で講演会を開き、
朝日新聞にも大きな広告が掲載された。全国紙に大物ニューエイジの講演会が載った
のは初めてではないかと思われる。表向きは政治経済の講演のようだが、会場では
その場でマイトレーヤの啓示を受けて(オーバーシャドウという)メッセージを
伝えるという。

★衛星放送

【PerfecTV 脳内覚醒モンドクラブ】

1996年から衛星放送パーフェクTVで放送されている「脳内覚醒モンドクラブ」は
カルト宗教やいわゆる「精神世界」を紹介する番組だが、ベンジャミン・クレーム
が出演し、番組中で再臨のキリストであるマイトレーヤによるオーバーシャドウ
(霊的合一)が起こったと言う。

★トレンド

【ニューヨークのトレンド?】

ニューヨークでトレンドリサーチを行っている日本のある調査機関は、ニューエイ
ジについての適確なレポートを行っている。
レポートは「トレンドの源泉、ニューエイジ思想」と題し、女優シャーリー・マク
レーンの著書をきっかけとして精神世界への関心が単なるブームで終わらず、今な
お様々なブームを起こしていると報告している。近年の自然保護運動もニューエイ
ジ思想に基づいていることや、最近の重要なトレンドの多くがニューエイジと密接
な関係があることを指摘している。また精神世界の探求は、心のフィットネスが
現代人の巨大な関心事になっていることを示しているという。

★経済界

【カルト資本主義】

「カルト資本主義」(1997年 斉藤貴男著 文藝春秋社)は日本におけるニュー
エイジ思想の経済界への影響を2年に渡る取材で明らかにした。発端はやはり本屋
に増殖するあやしい本への違和感からであった。そしてソニー、京セラという一流企
業のオカルト研究や、船井幸雄などのオカルト的経営者達への取材を通して、日本
におけるニューエイジの影響を分析する。著者はニューエイジ思想の持つ神秘主義や
全体主義が日本人に受け入れやすいこと、そしてそれが経営者にとって極めて都合
の良い思想であることを指摘する。それが日本独特のニューエイジ思想の侵入口で
あり、世界的潮流の地域的現象と捉える。
バブル崩壊以来長引く不況の中、弱い立場に立たされたサラリーマンが、「自己責任
」「実力主義」などの美名の下にマインドコントロールされることへの警鐘の書で
ある。宗教としてでは無く、ニューエイジが思想として極めて危険なものであること
を明らかにしている。サラリーマン必読の書である。

★心理学、科学

【ユング、量子力学】

心理学者ユングもニューエイジ、量子力学もニューエイジ思想に基づく、こんな
類の本がきりもなく出版されている。

「ユングは知っていた」「死後の世界を突きとめた量子力学」(共に徳間書店)

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