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「悪には善で」 By Luke 1998/6/16 マタイ5章38節〜41節 38 『目には目で、歯には歯で。』と言われたのを、あなたがたは聞いています。 39 しかし、わたしはあなたがたに言います。悪い者に手向かってはいけません。あなたの右 の頬を打つような者には、左の頬も向けなさい。 40 あなたを告訴して下着を取ろうとする者には、上着もやりなさい。 41 あなたに一ミリオン行けと強いるような者とは、いっしょに二ミリオン行きなさい。 この聖書のことばは、あまりにも有名です。『目には目で、歯には歯で。』とか、「目には目を」 ということばは聖書を読んだ事のない方でも知っています。しかし、その意味を誤解されている方が ほとんどなので残念なことです。この言葉は、決して復讐を奨励しているのではありません。むしろ 復讐を制限しているのです。ここでイエスは旧約聖書を引用しているのですが、旧約聖書が書かれた 時代は、目を取られたら、相手の命を取る、という風に復讐がエスカレートしていく危険性があった のです。旧約の時代と言いましたが、現代でも同じです。誰かに危害を加えられたら、その2倍、3 倍の仕返しをしたくなるのが人間です。そして仕返しされた方はさらに2倍の仕返し、とエスカレー トしていくのです。それをやめさせるのが、この「目には目で」という教えなのです。 しかし、それでもユダヤ人はこれを復讐を正当化する口実としていたようです。しかしイエスは、 復讐から「解放」される方法を教えられたのです! 残念ながら、この「右の頬を。。。」というこ とばもやはり多くの人に誤解されているようです。これは、悪人の暴挙を我慢して甘んじて受けよ、 ということではなく、もっと積極的な対応なのです。右の頬を打つなら、(自分から)左の頬も出せ、 下着を取ろうとする者には、(自分から)上着も差し出せ、(当時、下着は換えがあっても、防寒用 の上着は貴重な物でした。)1ミリオン(約1。5Km)強制的に走らされたら、(自分から)2ミ リオン行け、つまり相手の強制を自発的な行為に変えてしまい、主導権を握ってしまうのです。それ が41節の「いっしょに2ミリオン行きなさい。」という言葉に表されています。 「悪に負けてはいけません。かえって、善をもって悪に打ち勝ちなさい。」ローマ12:21 主よ、実際には悪の力は強く見えます。しかし、「悪には善で」立ち向かえるよう、知恵と勇気を 私たちにお与えください。戻る