勝負師

不識院は特別ギャンブラーではない。
そんなわけで懐の激減もないが、泡銭にありつくということもない。
たまには夢でも見てみるかと思い、ミニロトでもやろうかなと考えている。

さて、世の勝負師共はどうであろうか?
野球のペナントレース終盤でのタイトル争いに伴う敬遠劇。
仮にも観客は金を払っているわけだ。そんな中途半端でみすぼらしい姿をさらして、
自身のプライドは何も問いかけてこないのだろうか?
なにがプロだ!笑わせるんじゃ〜ないよ。心の底からあざけり笑ってやる。
「きれい事だよ」と言う人もいるかもしれない。
メジャーリーグの真っ向勝負を目の当たりにしてもその言葉は、
揺るがないのだろうか?

過去のオリンピックの柔道に話を移そう。
それは足を負傷した日本人選手と外国人選手との決勝戦である。
結果は、負傷した足を狙わずに、抑え込まれた外国人選手の敗北だったと記憶している。
ここで問いたい!勝負師とは、相手の弱点を衝いて勝つことは当然のことではないのか?
当時から今にかけても、その勝負は美談となっているようだが、
不識院に言わせれば、甚だ滑稽である。
おそらくだ、相手の弱点を衝いて勝利したとしても、その選手は、
あらゆる中傷罵倒を浴びせられたことであろう。
決勝戦では、メンタル部分は外国人選手の方が追い込まれていたかもしれない。
負傷した方向が外国人選手の得意の攻めと一致していたなら尚更であろう。
日本人選手も、勝たせてもらったも同然の勝負で泣くなよな。。。
少しは恥を知れよ。

上記の話は、メダルの色が変わる変わらないだけのことである。
これが命のやり取りの勝負だったならどうであろうか?
まぁ、偉そうなことは言えないが、スポーツマン精神がどうちゃらこうちゃら
抜かしている輩には、決して後れはとらない。
不識院に勝ったと思っている皆さんへ、それは貴方の力で勝ったのではなく、
身共が勝ちを譲ったのだということを忘れないでいただきたい。
そしてこれは、不識院が精一杯の負け惜しみである。

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