失業率

最近新聞の紙面をも賑わす『日本最悪の失業率』
確かに数字から見ればゆゆしき事態なのかもしれない。

会社の近所にハローワークが存在する。
所用にてその前を日に何度か往復することもしばしば、そして感じることがある。
ハローワークに通うものに、「明日の命をも知れない」という必死な形相をした人が、
ひとりも見られないことだ。
ひとりひとりにしてみれば、辛いところもあるのかもしれない。
しかしどこかに余裕が感じられる。それは今までの貯蓄や親の財産かもしれない。
いずれにしろ、当人達は現段階で無職であり無収入が建前である。
にも関わらず、建物の周りでは携帯電話で話ているもの、クルマで乗り付けるもの、
なかには高級外国車すら窺える。
貧困の差はあるのだろうが、ホントにてんぱってる人は少ないのではないだろうか?
そんな人達の数が多ければ、世の中に暴動が起こっても不思議ではない。
そう考えると、不自由さは感じるが、切実なる痛みではないのであろう。
私も全ての時間帯及び、全てのハローワークを見ているわけではない。断片的な感想だ。

「お前に何がわかる!」と仰る人もいるだろう。
私自身2、3年前に個人的理由により前の会社を退職し、ハローワークに通った経緯がある。
経験上贅沢はできないが(今でもできないが・・・)今日の食事に困ったこともない。
ケータイも使えば、クルマもころがし買い物もした。
要は『必死』という言葉からは無縁であった。

これからも失業率は上がっていくことであろう。
一部では、大企業ほど危ないということも耳にする。
報道されている失業率と、実際それに関わる生活水準にはギャップがある。
ハードクラッシュが来る前に、就職口は確保しておいた方が賢明だろう。
贅沢を言わなければ、働き口は以外にあるものだ。
就職偏食をしていると、終いには路傍の草花を食べる結果にもなりかねない。

定職に就いている自分を楽観視しているわけでもない。
会社が恒久に運営していけるよう協力していきたい。
金も大切だ。が、賃金よりソウルで働ける現状に感謝したい。。。

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