お気に入りの俳優に田村正和さんがいる。 私がここでとやかく言う以前に、彼には確固たるキャリアがあるわけで・・・ まぁ、井戸端の小話程度に。。。 身共が思うに、彼ほど自然体に演じている俳優はいないのではないだろうか。 自然体という言葉が当てはまるか、それに本人の心境は当然解らない。 あくまでも一視聴者として、TVを通しての素朴な感想である。 もっと簡単に表現すると、彼がどんな役を演じようが それは『田村正和』なのだ! なに?言っている意味がよくわからないって、、、 そもそも役者とは、本来脚本の役柄になりきることが目的なのだと思う。 だが、田村さんの場合、 あたかも脚本の役柄が『田村正和』を演じている様な気がしてならない。 要は、時代劇で眠り狂四郎を演じようが、ニュースキャスター、 刑事、医者に教師、etc・・・ ジャンルも恋愛、サスペンス、コミカル、etc・・・ 総じて全ての役柄が、『田村正和』を演じているように見えるのだ! 片や、役柄になりきった役者の代表格として、松田優作さんの名前があがる。 どちらが優れた役者なのかといった問題ではない。 タイプ分けするとそうなるのだ。 数多くの役者が松田さんタイプに属すように思われる。 そしてこのタイプの役者には、代表作品の存在がある。 西田敏行に釣りバカ日誌、渥美清に男はつらいよがあるよに・・・ ツボにはまって突出する作品が生まれる。 当然松田優作さんにもそれはあてはまるわけで・・・ サブちゃんが演歌しかイメージできないように、 時代劇ではツボにはまるのに、現代劇ではアレ?って思う役者もいる。 田村タイプは、役柄・時代背景にとらわれない。 言うなればマルチタレントなんでしょう。 このタイプはスーパーサブによく見られると思う。 ただし、田村正和ほどの強烈な個性(インパクト)を放っている 役者を他に知らない。 考えるに、田村正和というブランドなんやろう。 そのブランドの輝きは、決して媚びないそして汚されない。 もはやスタンダードと言っても過言ではないだろう。 今回は・・・ 不識院は田村タイプではないため、マルチなコメントが 出来ないことがちと歯痒い。。。 |