技の総合商社

過去に一度、掲示板でも触れた機会のあったネタである。
そぅ、剣道の稽古についてだ。
不識院は剣道を行っている。
ほとんどの稽古相手は一回り程度年齢が上かで、段位も上が殆どを占める。
立合ってみてだな、実力に大きな開きがない限り、容易に一本はとれない。
実力が拮抗している、もしくは上手の者を相手に勝ちを収めるためには、
大胆な虚を演出し、それに乗じたところを討つも、ひとつの手と考えられる。
例えるなら、巨漢力士を相手にする元舞の海関の心境かなぁ…
しかしどうも稽古相手の先生は、虚の演出プロセスが気に入らないらしい。
(こちらが虚を演出していることを理解しているかは不明)

決まって言われるセリフ「こうやって打って来い」(身振り混じり)。
いわゆる押し付けであり、「なぜ?」という問いがないのだ。
個人の意思をまったく無視した指導方法なのである。
なにかにつけ、日本はこのような指導(教育)方法が多く用いられる。

「なぜ?」の部分をもんだ結果の指導なら、とても有益な講義となるだろう。
実は、「なぜ?」の解明は非常に大切な事柄ではないかと思う。
身共にとっての「なぜ?」は、打ち方の講釈より、技の指導を欲しているのだ。

一連の生徒の「なぜ?」をひきだせる教員・講師が、有能であり、
さらに、適切なアドバイスができる者が、ベストなんだろうな。

最近相次ぐ国会議員の不始末。
「なぜ?」が究明されないまま事がうやむやとなっている。
究明されない要因は、議員全員が無能だからか?
それとも同じ穴の狢だからかな…







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