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●Vol.1

99.09.29

『安眠のためのハーブティー』

 秋から冬にかけては、どんどん夜の時間が長くなります。そんな中、なかなか眠れない人にオススメしたいハ−ブティ−を御紹介します。

●ジャ−マンカモミ−ル

 ハ−ブティーの中では一番有名です。イタリアではカゼはもちろん不眠、偏頭痛、腹痛、咳、落ち込んだとき、などなどいろいろな時にカモミ−ルティを飲めば治ってしまうと言われているようです。すべてのBAR(バ−ル)に用意されている国民ドリンクのハ−ブティ−です。
 香りは青リンゴに似たフル−ティ−な香りで、飲みやすいです。
 体を温める作用やリラックスさせる作用があるので、眠れないとき、カゼのひきはじめなどにもお試し下さい。

●セントジョ−ンズワ−ト

あまり聞いたことのないハ−ブだと思います。
 この名前は聖ジョン(ヨハネ)の日、6月の夏至のころ黄色い星形の花が咲くことから名付けられたそうです。
 クセのない飲みやすい味です。
 心労がかさんで弱気になったり、不安で落ち着かない心を沈めてくれる鎮静作用があるといわれます。
 長期間にわたって飲み続けるのは、あまりよくないようです。

●パッションフラワ−

 これもあまりメジャ−ではないハ−ブです。
 不安や緊張した心をときほぐし安眠に導いてくれるようです。
 草っぽい香りがするのですが、人によっては苦手な方もいらっしゃると思います。その場合はジャ−マンカモミ−ルやセントジョ−ンズワ−トやベルベ−ヌとブレンドすると飲みやすくなり相乗効果もあるようです。

パッションフラワー

●ベルベ−ヌ

 別名レモンバ−ベナ。レモンの良い香りがするハ−ブです。
 フランスの多くのカフェではメニュ−にのっているほどポピュラ−なハ−ブティ−です。
 神経の高ぶりをおさえてリラックスさせてくれます。おいしく飲めます。

ベルベーヌ

●リンデン

 スパイシ−な甘い香りがします。
 リンデンにはリンデンフラワ−とリンデンウッドがありますが、安眠に効果があるのはリンデンフラワ−のほうです。たぶんティ−バックなどで売られているのはリンデンフラワ−のほうだと思います。
 イライラして落ち着かない時や心配事が気になって眠れない時にのむといいようです。眠りの浅い方にもいいようです。

リンデン


耐熱ティーカップ

 いずれのハ−ブティ−も就寝30分前ぐらいにぬるいめのものを飲むのがいいようです。

(耐熱ティーカップ)


5種類のハ−ブティ−を御紹介しましたが、手にはいりやすいのは「ジャ−マンカモミ−ル」「リンデン」の2種類だと思います。どちらもよくティ−バックで売られているので一度お試し下さい。他の3種はハ−ブティ−を専門に扱っているお店にはあると思います。(マ−シュでも扱っています。)

 どれが効果が高いのか、というよりも飲んでみて「おいしい」と感じるものを飲むのが一番だと思います。

これからもマ−シュで取り扱っている「ハ−ブ」と「エコロジ−」に関する話題をとりあげたいと思います。

<マーシュ店長 山本>

*ハ−ブは日本では医薬品扱いではありませんが、海外では一部医薬品扱いとしている所もあります。妊娠中の方、慢性的な病気や重い病気の方、健康状態がおもわしくない方は事前に医師に御相談下さい。

参考文献:「ハ−ブティ−/おいしく飲んで美しく健康に」佐々木 薫監修 池田書店

     「メディカルハ−ブレッスン」林真一郎著 主婦の友社

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