カラーリング剤の種類と特徴
カラーリング剤には、ヘアーマニキュア(酸性カラー)・アルカリカラー(酸性染毛剤)・ブリーチ(脱色剤)・トーニング・一時染毛剤の5種類があります。それぞれ特徴がありますので違いを理解して上手に使い分けしましょう。
ヘアーマニキュア | アルカリカラー | ブリーチ | トーニング | 一時染毛剤 |
メラニンを脱色しないで染料を浸透・吸着させるのがマニキュアです、脱色しないため髪本来の色はそのままなので、黒い髪に使った場合少しイメージが変わるくらいです、ただしハイブリーチなどで脱色した髪に使えば鮮やかな色が出ます。少しずつ退色していくので効果の持続は2〜3週間程度です。 | 一般にヘアーカラーと言うとアルカリカラーをさす場合が多いです、これはメラニンを脱色すると同時に染色吸着させてしまうものです。色がしっかり入るので、効果の持続は2〜3ヶ月くらいです。サロンによっては、ヘアダイ・カラーブリーチなどと呼んでる処もありますが、基本的な原理はいっしょです。 | ブリーチとは髪の内部にあるメラニンと言う色素(これによって髪が黒く見える)を脱色して髪自体の色の見え方を変えてしまうものです、よって効果は永久的で退色などありません、しかし染料を使わないため色のバリエーションは同一系統です、(チャート参照)最近は酸性カラーの前処理に使うことが多いです | 基本原理はアルカリカラーと似てますがアルカリカラーはメラニンを分解漂白した後、染料が酸化重縮合して吸着するのに対してメラニンを分散させ、そうするとマイナスイオン(アニオン性)を帯び、カチオン性直接染毛料(プラスイオン)でイオン吸着させる染毛剤、頭皮はプラスイオンなので染料が付かない。 | 髪の内部には浸透せず、表面に一時的に色を付けるだけの染毛剤、髪のダメージもなく、シャンプーで簡単に洗い流せるので、その時の気分によって一日だけ楽しみたい時にお奨めです。スプレータイプやムース状の物、ジェルやワックスタイプのもの等、最近ではメーカーから色々な種類が出ています。 |
※酸化染毛剤のアルカリタイプをアルカリカラーと呼んでいます。脱色しないで発色させる酸性タイプの物もありますが、そちらは酸化染毛剤の酸性タイプと呼び、酸性カラーとは違います。一般に酸性カラーはマニキュアタイプの物をさす場合が多いということです。