VerticalEditorの使い方ヒント
論理行(レイアウト行)と物理行
VerticalEditorでは、改行コード(文字を入力した後、[Enter]キーで入力するコード)を区切りとした単位で、テキストデータを分割管理しています。
同時に、エディタ表示の見かけの改行位置の設定も可能な為、例えば、全角40文字で改行される場合に40文字以内で[Enter]キーで改行した行は良いのですが、1行が120文字など、改行位置を超えるような場合は、見かけ上の改行[仮改行]を行います。
サンプル:
元データが
「あいうえおかきくけこさしすせそ」の時
_______________」ここが改行位置
あいうえおかきくけこさしすせそ<<一行に収まる
元データが
「あいうえおかきくけこさしすせそたちつてと」の時
_______________」ここが改行位置
あいうえおかきくけこさしすせそ<<仮改行が行われた
たちつてと
のような形となり、画面上での一行と内部で管理されている一行とは矛盾が生じてくることになります。
そこで、物理的に改行文字(CRLF)で括られた元データの1行を、「物理行」または「段落」と呼び、見かけ上の1行を「論理行(レイアウト行)」または「行」と呼ぶことにします。
エディタ表示の見かけの改行文字数(一行の文字数)は、「スタイル設定」の「
基本」の「折り返し文字数」で設定します。
【渡辺 注】:最近のエディタやメイルなどのソフトは、前記のように自動的に改行折り返ししてくれます。そして、この見かけの改行文字数は、好みで、長めだったり短めだったりします。
このため、文章を入力するときの[Enter]キーでの改行は、「段落の終わりだけ」にすることを推奨します。文章の途中で[Enter]キーで改行をいれることは止めたほうが良いと思います。文章の途中で[Enter]キーで改行が入っていると、「表示行文字数」が違う環境で見ると、改行位置がずれて、とても読みにくくなるからです。
VE が利用している TEditor コンポーネントの仕様の制約から、折り返し文字数(「論理行(レイアウト行)」または「行」)に、500文字(半角 1,000文字に相当)以上を設定するとこは、推奨しません。
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