OLYMPUS E-1 No.1400XXXX


2004.2.23

OMマウントアダプターも、いよいよ配られ始めたらしい。E-1が我が家に来て2ヶ月しか経っていないがこの2ヶ月はまさに「E-1三昧」だった。ヘキサ−RFを持ち出すのが精一杯で、E-1はずっとレギュラーに鎮座した。それ程楽しい奴である。

さて、私がしているストラップは微妙に自慢できるらしい?ので、ここに出しておこう。フジヤの福袋に入っていたのだ。専用のプロストラップらしい。私ってラッキーな人?付属のストラップより柔らかいので気に入っている。

2004.1.19

2003.12.27、翌日から東京に戻るためにどのカメラを持っていくか考えていた。前年は3Tiだった。今年を象徴するカメラは何だろうか?そう考えていたら10月に発売されたE-1が頭に浮かんだ。いてもたっても居られなくなりキタムラに見積もりに走った。このカメラは、私にとって「忘れられないカメラ」になる事は買う前から判っていた。買う事も公言していた。でも、「本当に買うに値するのか?」には少々疑問もあった。これまで私が会ってきたデジタル画像は「デジタルなら処理でなんとかなる」という話には疑問符を感じずに居られないレベルのものばかりだったからだ。翌日まで頭を冷やして考えよう、そう思いその日は帰宅したがもうだめだった。

翌日、あと2時間で東京に出発という時に購入。即充電。お正月を「実験場」にした。結果は裏切られなかった。確かに遠距離での解像力には僅かな難点もあるがオリンパスらしからぬ?濃厚な発色と立体感は私が見た中ではこれまでで最高のデジタル画像だ。特筆すべきは「画像のいじりやすさ」。露出もカラーもこれまで扱ったどの画像よりも扱いやすい。

カメラとしてのレベルも非常に高い。多機能を使いやすくレイアウトしたばかりか、操作感は遂に「モノとしての価値を感じるデジカメ」の域に達した。E-10ですらおもちゃに感じる。オリンパスとして、(歴史的評価は別として)史上最高のカメラである事は間違い無い。細かな改善要望点も沢山あるが、次機種以降では当然改善されるだろう。「欠点がある」ことよりも「高い志のカメラが現れた」事をまずは評価しようと思う。

E-1を使って気付いた事は、銀塩AF一眼よりもさらに操作パラメータ(しかも操作が必要な!)が遥かに多い事だ。しかしE-1は使いやすいので瞬時にしたい操作が「できてしまう」。そのため撮影者は欲張ってしまい非常に撮影が忙しい。撮影時の操作の流れをシンプルにするために、私はプログラムモードを使う事が多くなってしまった。これはレンズに絞り環が無い事もあり、体感的に「露出」を私がまだ感じにくいせいもあるのかもしれない。(慣れていない)

画質はもちろんだが、構図・タイミング・ピント・露出・ホワイトバランス・感度等、沢山のパラメータをリアルタイムに動かしながら撮影できるのが一眼デジカメの醍醐味だと感じた。その意味で、E-1は非常に優れた「デジタル一眼レフ」だと思う。システムとしてのさらなる発展を心から祈っている。

楽しいメガネ

最初にどの画像を挙げるか?いろいろ悩んだのだが、「一眼デジカメらしい」のはシャッターチャンスへの強さではないか?と思いこの写真を選んだ。あえてサイズ以外いじっていない。Exifは生きているはずである。初めてサングラスをかけて大喜びの娘。フィルムなら振れが恐くてシャッターが切れないシーンでも、カメラさえ手許にあればチャレンジできる。そして反応の良さと表現力で最大限の「チャンス」を確保できる、それが「一眼デジカメ」を使わせる理由かと。

14-54/2.8-3.5,22mm付近。F3.2,1/60 ISO400


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