レンズ所感


Nikkor-S Auto 55mm f=1.2

2004.6.19記

F90に使う「標準レンズ」を買いに中野のフジヤにいきました。「明るいレンズ症候群」の私は、当然50/1.4の購入を考えていた訳ですが、ふと見ると安価にこのレンズが置いてあるではありませんか。で、早速ゲット。ところがそこには大きな落とし穴が!F90には「つく」けど、露出計が使えないんですね〜。Nikonの「永遠のFマウント」の実体を判っていなかった私のミスです。で、半年後にはF2が現れる事になてしまったのでした。でも、実は知らずに最初の1本をポジで無理矢理F90で撮ったのですが、最初は露出が動いていたんですよ。途中から連動しなくなりました。謎です。

 55mmはズイコ−で初めて使ったのですが、50mmよりちょっと狭い画角が新鮮で、気にいっています。しかもズイコーは解放付近で独特の滲みが出るのがポートレート向き?で楽しいのです。で、これもそのような雰囲気を期待したのですが、なんと!良いレンズですね〜。同時期の50/1.4が鼻くそに見えます。色合いは渋いですが、当時としては十分な画質ではないでしょうか。解放では線は太いですが、きちんと解像感があります。ボケは近接ではちょっと渦を巻いているかな?でも嫌いではありません。画質が思ったより良くてちょっとがっかりしたのでした。(^^; だって、「絶対これ!」という売りは少ないから・・・

作例:街路花

Nikon F2 F1.2 1/125  SINBI 200 2004.6 上田柳町にて。

フィルムがSINBIって事で、ちょっと可哀想な絵ですが雰囲気はこんなものでしょ。渋い発色です。さすがに周辺は少し光量が落ちますね。でも、十分な写りでしょう。解像感はすみません、私のぼろスキャナーではうまく取り込めません。


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