OLYMPUS OM-4TiB No.2232094


2001.4.9

OM−2Nを使って半年、不満と言えば少々暗いファインダー(カビのせいもある)くらい。OMは全く優秀な一眼レフです。しかし2Nは電子シャッター機。しかも私のは来歴全く不明。いつ壊れても文句は言えません。そこで2Nは大事に使い、新にメインにすべくOM-4TiBの導入に踏み切りました。(2000年12月)3Tiを選ばなかった理由は何と言っても「絞り優先AEは便利」なこと、それだけです。OM製造中止が決まったら3TiBも購入します。(きっぱり)

遠目にはそっくりの4TiBと2Nですが、チタンボディーは手触り、塗装の雰囲気等が2Nのブラックとは少々違います。このさらっとした手触りのおかげか実際には殆ど変わらない重量なのに、4TiBはずいぶん軽く感じます。私は手が大きいので小振りなOMはちょっと持ちにくいと感じることもあったのですが、専用のグリップを付けたら大変持ちやすく、縦位置の時には特に楽になりました。2Nにも付かないものか・・

ファインダー内部は2Nと全く違います。有名な横バーの露出表示は確かに判りやすい。2−13スクリーンを入れたときのクリアな視界は二度とAF一眼のスクリーンでピント合わせをしたくなくなる事請け合いな程です。1−13の2倍は(尺度不明)楽ですね。28mmF3.5で室内でも十分ピント合わせできます。これは視度補正の効果もあるでしょう。ただし!残念なこともあります。2Nに比べてファインダー倍率が若干下がりました。殆ど気にならないレベルではありますが、やはり倍率は少しでも大きいに越したことはありませんね。このためか、明るい屋外では案外2Nの方が使いやすく思ったりもします。

操作性も2Nの方がシンプルな分勝っているように思います。スポット測光は2Nは機能として持っていないので論外ですが、このスポットが使いやすいおかげで露出補正が左手の巻き上げクランク部に行ってしまいました。これが瞬時には使いにくい!唯一気に入らないところです。スポット+露出補正が右手で瞬時に出来たら・・本当に嬉しいのに。

測光性能は若干、アンダー気味のようです。例えばプロビア(RDP2)は元々アンダー気味ですが、ISO80設定でもなおアンダー目。スポット測光は概ね合っているようなのですが、AE時は常に若干オーバー目に意識した方が安全に思えます。この辺はオーバー目の2Nとは大違いですが、2Nは何分時代物。単にシャッターや露出計がへたっているのかもしれません。未だ要検討事項です。

結局、信頼性とファインダーの良さから、狙い通りOM-4TiBはまんまとメイン機材の座に着きました。レンズの充実の速さから安原一式の座すら脅かしつつあります。しかし、OMとLマウントレンズ群って写りの雰囲気が全く違う・・というか、レンズによって全ての画面は雰囲気が変わる・・どちらも捨てられないラインナップになりそうで楽しみです。


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