Maintenance notes(幌)


MG-の幌

 幌はオープンカーの急所。私は屋外駐車場に出して3年目だが、幸いにもリアウィンドウは割れていない。外も見える。


幌の手入れ

1,幌

 屋根は基本的に洗わない。鳥の糞などの異物が付いた時は軽く水洗いをする。これで防水は5年以上保っている。撥水スプレーなどを使用すると、スプレー中の撥水成分を溶かしている溶剤の効果で、かえって屋根の防水膜を傷めると聞いたことがある。

2,リアウィンドウ

 乾いた状態では決して触らないこと。傷を作る事になる。たっぷり水をかけて埃を流した後に、柔らかい布で優しく洗う。綺麗になったら、ガラコ(シリコン系撥水ウィンドウコーティング)を塗っている。ビニールと同質のシリコンが傷に埋まって、ウィンドウが綺麗に見える。それでも5年(外では3年)が限界か・・・最近は洗っていないせいもあるが透明度の低下が著しい。

 2004年2月、丸7年でついに交換。純正交換は16万との見積もりに、さすがに拒否して国産の窓をつけさせる。やらせてみたところ「国産より安いかも@ディーラー談」の4万円。「後ろの窓だけ取れるので作業しやすい」そうだ。4万も十分高いとは思うが、まぁ我慢。

3,幌骨(1)

 炎天下にて、幌骨と幌を接着している接着剤が熱で剥がれることがある。冷えれば自然に再接着が可能だが、高速走行時に屋根が剥がれ、危険な状態になることも考えられる。室内から幌骨と布を糸で縛り付けることが有効である。「布用接着剤」も有効ではあるが、高熱で再度剥がれる恐れがある。走行中一部が禿げるなど、危ないと思ったら高速移動を避ける、またエアコン(ヒーター&ファンも)は内気循環にすること。

4,幌骨(2)

 幌骨の関節部のネジが緩んでいることがある。時々確認のこと。ドライバーで簡単に締まる。緩いと幌の開閉も渋くなる。

幌・リアウィンドウの維持

5,オープンにする際

 夏期・冬季を通じて必ず、フロントロックを外してからリアウィンドウのジッパーを外して屋根を開ける。ジッパーを外さないと、ウィンドウに横線が入りそこから傷が付く。ウインドウが硬化している場合は、開けた瞬間に割れることもある。

6,冬季の注意

 リアウィンドウは絶対触らない事。ひびが入って割れる恐れがある。屋根を開ける場合はヒーターを入れ、室温が十分に上がりビニールが軟化したことを確認した後に開けること。特に雪・凍結時は注意。できるならウィンドウ上の除雪も行わないこと。なお、新雪の場合30cmくらい積もっても屋根・リアウィンドウ共に強度上の問題は起こっていない。

雨漏り対策(屋根周り)

7,運転席(助手席)窓硝子とAピラーと屋根で作る△地帯からの雨漏り

 窓硝子の位置、幌のパッキンゴムの位置を調整。非常に手間がかかる。「ひさし」を自作してパッキンに差し込むのが一番早い。なお、△地帯の隙間の大きさは気にしなくて良い。隙間があっても漏れない車もある。

8,Aピラー、幌ロック周辺からの雨漏り。

 パッキンの「当たり」調整。シリコンゴムを適当に塗ってパッキン修正。

9,ドア下のパッキンから漏水

 パッキンに横に切れ目を作り、水がドアの外側に流れるようにする。98年式以降ではそのように変更されているらしい。

10,ハードトップ

 ソフトトップとハードトップの「両方とも雨漏りしない」ような調整は不可能との情報あり。「雨漏り対策としてのハードトップ」は対費用効果に疑問がある。



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