🛠️ インタラクティブ図解&シミュレーター
📖 全30問・詳細解説カード
【第1章:情報社会と情報デザイン】
Q1(クリエイティブ・コモンズ)
クリエイティブ・コモンズ・ライセンスの「BY-NC-ND」が意味する条件として正しいものはどれか。
正解:ア(氏名表示・非営利・改変禁止)
BYは表示(クレジット記載)、NCは非営利利用のみ、NDは改変禁止を意味します。これらが重なった本条件は、CCライセンスの中で最も制約が厳しい配布形態です。
Q2(アクセシビリティ)
Webサイトの「アクセシビリティ」の説明として最も適切なものはどれか。
正解:イ(高齢者や障害者を含め、誰もが支障なく情報にアクセスして利用できること)
アクセシビリティは「利用可能の幅広さ」を意味します。選択肢アのように、特定の操作のしやすさ・使い勝手の良さは「ユーザビリティ」に分類されます。
Q3(色の表現)
コンピュータのディスプレイとカラー印刷における色の表現の組み合わせで正しいものは?
正解:イ(ディスプレイ:RGB / 印刷:CMYK)
光の三原色であるRGB(赤緑青)は混ぜるほど白くなる加法混色で画面表現に、インクの三原色に黒を加えたCMYKは混ぜるほど黒くなる減法混色で印刷物に利用されます。
Q4(ファーミング)
DNSサーバの情報を書き換え、ユーザーが正しいURLを入力しても偽のサイトに誘導して個人情報を盗み出す手口はどれか。
正解:イ(ファーミング)
DNSの情報を汚染して偽のIPアドレスへと誘導する手口をファーミング(DNSキャッシュポイズニング)と呼びます。偽のメールからリンクを踏ませる「フィッシング」と明確に区別しましょう。
Q5(デジタル署名)
送信者が「自身の秘密鍵」でデータを暗号化して送り、受信者が「送信者の公開鍵」で復号する仕組みの主な目的はどれか。
正解:イ(データの送信者が本人であることの証明と改ざん検知)
送信者の公開鍵で復号できるということは、ペアになる送信者本人の「秘密鍵」で暗号化されたことの証明になります。これにより本人確認と改ざんの検知(デジタル署名)が成立します。
Q6(匿名加工情報)
個人情報保護法における「匿名加工情報」の説明として正しいものは?
正解:ア(特定の個人を識別できないように加工し、かつ元の個人情報を復元できないようにした情報)
他のデータと照合しても特定の個人を絶対に復元できないようにしたデータです。これにより本人の同意がなくてもビッグデータとして第三者への販売・ビジネス活用が可能になります。
Q7(意匠権)
ソフトウェアの画面デザイン(UI)や、スマートフォンのアイコンの形状などを保護する主な知的財産権はどれか。
正解:ウ(意匠権)
意匠権は「製品の見た目やデザインの美感」を保護する権利です。近年は法改正により、形のある物品だけでなく、Webサイトやアプリの画面デザイン(UI)も広く保護の対象となっています。
【第2章:コンピュータとネットワークシステム】
Q8(UEFI / BIOS)
マザーボードのROMに書き込まれており、PCの電源を入れた直後にハードウェアを制御し、OSを起動する役割を持つプログラムはどれか。
正解:ウ(UEFI (BIOS))
PC起動時に最初に動作する最底層のプログラムです。マザーボード上のパーツをチェックし、SSD等のストレージ内にあるOS本体(ブートローダ)へと処理を引き継ぎます。
Q9(セキュアイレーズ)
PCを廃棄・譲渡する際、SSD内のデータを復元不可能な状態にする「セキュアイレーズ (Secure Erase)」の最も適切な処理方式はどれか。
正解:イ(SSD内のNANDフラッシュメモリの全ブロックに対して電気的に消去コマンドを送る)
SSDはデータの管理構造上、磁気HDDのように外側からランダムなデータを上書きするだけでは内部セルに隠れたデータが残るケースがあります。そのため内蔵の全セルを電気的に一括リセットする専用コマンド(Secure Erase)が適しています。
Q10(ネットワークアドレス)
IPアドレス 192.168.1.10、サブネットマスク 255.255.255.0 の端末が属するネットワークアドレスはどれか。
正解:イ(192.168.1.0)
マスクの「255.255.255」に対応する部分(192.168.1)がネットワーク領域となります。ホストを示す最後の部分をすべて0にした値が所属ネットワークのアドレスです。
Q11(UDP)
インターネットのトランスポート層のプロトコルで、信頼性よりもリアルタイム性や転送速度を重視するものはどれか。
正解:ウ(UDP)
TCPのような「届いたかどうかの確認」や「パケット再送」を行わないため、非常に高速で遅延が少ないのが特徴です。動画のリアルタイム配信やオンライン会議などで使われます。
Q12(音声のデータ量)
サンプリング周波数 44.1kHz、量子化ビット数 16ビット、ステレオ(2チャンネル)で1分間録音したときの非圧縮データ量に最も近いものはどれか。
正解:イ(約10.6 MB)
計算プロセス:44,100(回/秒) × 16(ビット) × 2(チャンネル) × 60(秒) = 84,672,000ビット。これをバイトに直すため8で割ると 10,584,000バイト。1MB=10^6バイトとすると、約10.6MBになります。
Q13(NAT / NAPT)
企業内のプライベートIPアドレスを、インターネット接続時にルータ等でグローバルIPアドレスに変換する技術はどれか。
正解:ウ(NAT / NAPT)
組織内だけで有効なプライベートIPのままではインターネット上のサーバと通信できないため、ルータを通過する際に外向けのグローバルIPアドレスに書き換えるIP変換技術です。
Q14(フォールトトレランス)
システムの一部が故障しても、機能を縮小するなどしてシステム全体を止めずに処理を続行する設計思想はどれか。
正解:イ(フォールトトレランス)
「障害があっても(Fault)耐える(Tolerance)」設計です。サーバの電源を二重化したり、ハードディスクをRAID構成にするなどの対策がこれに該当します。
Q15(フィードバック制御)
自動車のモーター駆動システムにおいて、センサーが現在の車輪の滑り具合を検知し、その結果をコンピュータに戻して次のモーター出力を修正する制御方式はどれか。
正解:ウ(フィードバック制御)
現在の出力結果(タイヤの空転状態など)をセンサーで感知し、それを入力側へ戻して修正指示をかけるループ型の制御です。日産のe-4ORCEなど最新の車両制御もこの超高速なフィードバックの塊です。
【第3章:アルゴリズムとプログラミング】
Q16(二分探索法)
「二分探索法(バイナリサーチ)」を用いてデータを探す際、前提としてデータがどのような状態である必要があるか。
正解:イ(データが昇順または降順にソートされている)
中央の値を基準に「それより大きいか・小さいか」で探索範囲を半分に絞り込んでいくため、あらかじめ値の順に綺麗に並んで(ソートされて)いることが前提条件になります。
Q17(キュー)
データ構造の「キュー(Queue)」の特徴として正しいものはどれか。
正解:イ(先に入れたデータを先に取り出す(FIFO))
行列に並ぶ仕組みと同じで、先に来た要素から順に処理する構造を「キュー(First-In, First-Out)」と呼びます。タスクの待ち行列などに使われます。選択肢アは「スタック」です。
Q18(2の補数表現)
10進数の -5 を8ビットの2の補数表現(2進数)で表したものはどれか。
正解:ウ(11111011)
絶対値5は「00000101」。これをすべてのビット反転(0と1を逆転)させると「11111010」。これに1を足すと「11111011」となります。上部のシミュレーターで数値を変えて試してみてください。
Q19(バブルソート)
配列 A = [5, 3, 8, 1, 4] がある。バブルソートを用いてこの配列を昇順に並べ替えるとき、1周目の走査が完了した時点での配列の並びはどうなるか。
正解:イ([3, 5, 1, 4, 8])
左から隣り合う2つを比較し、大きい方を右へスワップ(交換)していきます。1周目が終わると、配列内の最大値である「8」が泡が浮き上がるように一番右端(末尾)に固定されます。
Q20(ド・モルガンの法則)
次の論理式 NOT (A OR B) と等価なものはどれか。
正解:イ((NOT A) AND (NOT B))
ド・モルガンの法則では、括弧を外してNOTを分配する際、「OR」が「AND」に(逆も同様に)反転します。「AまたはB、のどちらでもない」は「Aでなく、かつ、Bでもない」と同値です。
Q21(ローカル変数)
プログラム内で定義された変数のうち、特定の関数やブロックの中だけで有効な変数を何というか。
正解:ウ(ローカル変数)
関数内部などで局所的に宣言され、関数の終了とともに消滅する変数です。プログラム全体どこからでも読み書きできる「グローバル変数」と名前の重複によるバグを防ぐために必須の概念です。
Q22(JSON)
Web APIなどでデータをやり取りする際によく使われる、キーと値のペアで記述されたテキストベースの軽量なデータフォーマットはどれか。
正解:イ(JSON)
JavaScriptのオブジェクト表記法を元にしたテキスト形式です。軽量で人間にも読みやすく、プログラムでの解析も簡単なため、現在のネットワーク通信の主流データ形式となっています。
【第4章:データの活用と分析】
Q23(データ分類)
血液型(A, B, O, AB)や性別のように、大小関係や平均値に意味を持たないデータを何というか。
正解:エ(質的データ(名義データ))
数値ではなく状態や分類を表すデータを質的データと呼び、そのうち順位(1位、2位など)の意味すら持たない純粋な区別用の数値を「名義データ」と呼びます。
Q24(移動平均)
外国為替相場(ドル円など)の過去10年間の日次価格データから、「長期的なトレンド(上昇・下降傾向)」を把握するために、細かな日々の変動を平滑化する分析手法はどれか。
正解:イ(移動平均)
一定期間(5日、25日など)の平均値を毎日ずらしながら算出してグラフ化する手法です。日々のランダムな細かいギザギザ(ノイズ)が消され、全体として相場が上がっているか下がっているかの傾向(トレンド)が視覚化されます。
Q25(四分位範囲)
箱ひげ図において、「四分位範囲(IQR)」が示しているものはどれか。
正解:ウ(第3四分位数から第1四分位数を引いた、データの中央50%の散らばり)
データを小さい順に並べて全体の75%目の位置(第3四分位数)の値から、25%目の位置(第1四分位数)の値を引いたものです。箱ひげ図における「箱の長さ」そのものであり、中央に集まる半分(50%)のデータのバラつきを示します。
Q26(疑似相関)
「アイスクリームの売上が伸びると、水難事故の発生件数も増える」というデータがある。これら2つの関係性について最も適切な説明はどれか。
正解:イ(どちらも「気温の上昇」という第3の要因によって引き起こされた「疑似相関」である)
2つのデータに統計上の強い相関が見られても、そこに直接の因果関係(アイスを食べたから事故が起きるなど)がない現象を「疑似相関」と呼びます。「夏の暑さ」という隠れた原因(交絡因子)が両方を動かしています。
Q27(標準偏差)
データの散らばり具合を示す「標準偏差」の求め方として正しいものはどれか。
正解:イ(分散の正の平方根をとる)
各データの平均値からのズレを2乗して平均した値が「分散」です。2乗したことで単位が変わってしまっているため、ルート(平方根)をかけて元のデータの単位(円や点数など)に復元したものが「標準偏差」です。
Q28(外部キー)
リレーショナルデータベース(RDB)において、他のテーブルの主キーを参照し、テーブル間のリレーション(関係)を結ぶ役割を持つフィールドを何というか。
正解:ウ(外部キー(フォーリンキー))
別のテーブルに登録されているレコードを特定するために、その主キーと紐づくID等を格納する列を「外部キー」と呼びます。これによってデータの矛盾(整合性)を防ぎながらテーブルを結合(JOIN)できます。
Q29(SQL文の解読)
SQL文 SELECT 氏名 FROM 社員 WHERE 年齢 >= 30 ORDER BY 入社年 DESC が実行する処理として正しいものは?
正解:ウ(30歳以上の社員の氏名を、入社年が新しい順に抽出する)
WHEREで「30歳以上」に絞り込み、ORDER BYの「DESC」は降順を意味するため、入社年が「大きい=新しい」順の並び替えになります(デフォルトのASCは昇順で古い順になります)。
Q30(第1種の過誤)
統計的仮説検定において、「実際には差がない(帰無仮説が正しい)のに、誤って『差がある』と判定してしまうこと」を何というか。
正解:ア(第1種の過誤(偽陽性))
「差がない」という現実を見落とし、偶然のブレに騙されて「差がある(有意である)」と誤判定してしまうエラーです。医療検査で健康な人に誤って陽性判定を出してしまう「偽陽性」と同義です。