加賀てまり

金沢では、娘が嫁ぐ際に、手縫いのまりを、魔除けとして持たせる習慣があり、加賀てまりとして、その技法を今に伝えています。

「毬屋」では、伝統の模様から、新しい創作まりまで、伝えられた技術を伝承し、更に伝統工芸品として後世に、伝えてゆきたいと願っております。

どの作品にも、手づくりならではのやさしさが漂っており、その円やかな姿の美しさから、縁起のよい贈り物やマスコットとして、喜ばれております。

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加賀地方の手毬唄

とんとん手毬を つく音は
空色綸子の 振袖に
鹿子絞りの 帯しめた
あけて八つの 嬢さまは
二重瞼に 片えくぼ
にこっと笑えば けしの花
立って踊れば 百合の花
花の姿に 蝶がきて
ひいふうみよ いつまでも
とんとん手毬を つくお手に
ひらひら ひらひら ひいらひら