研究の余暇にやってるミニ工房。こんどは工房の備品を紹介します!
工房なので道具や材料がいっぱいあります。だけど、
という方針があるので(前回参照)何も買わないで揃えます(写真はその一部)。
こういうのは宇宙研にあるストックルームという、文房具を無償で配給してくれるありがたい部屋からいただきます。
曲線を切るときはこれも使う。
特殊な使い方をします!詳しくは次回。
まっすぐ切れます。
仮止めとかをします。引き伸ばされてるクリップは、手の届かないような奥の細かい面を糊付けのときにこれで押さえます。
扱いが簡単なので重宝です。ただし接着力が弱いので↓も必要です。
すぐ固まってしまうので慣れないと扱いは難しいですが、接着力は半端ないです。
ペーパークラフトの紙です。基本的には厚紙に絵を印刷してあるだけなので、切り取り、糊付け、組み立てを自分でします。
宇宙研の一般公開のときあちこちで配られていて、探査機、ロケット、惑星などのいろんな型紙があります。ネット上にもたくさんあります。
厚紙に絵を印刷すれば新しいペーパークラフトの型紙ができますし、失敗したところを部分的に書いたり、補強したい部分に当てる紙にしたりもできる基本的な材料。
厚紙ではだめで、透明である必要がある場合にはコレを使います。エレメンタッチを作るときに使いますよ!
机と刃の双方を傷つけないためにカッター台は必須です。ここではいらなくなった授業のプリントを綴じて使用します。あっという間にズタボロになるので、授業のプリントが次々に供給されます!
STPの飲み会で買出しに行くときは、ソフトドリンクは必ずなっちゃんを買い、付いてくるオマケを必ず自分のものにしちゃいます。これはその1つ。部屋の冷蔵庫にある酒(飲み会で余った缶ビール・チューハイ)を飲みながら作業をするので、工房の机に水滴が付かないようにこれを使います。重要です!
これも飲み会の買出しでゲットしたなっちゃんのおまけ。カワイイ(≧∇≦)!!余暇を見つけてちょっとずつ作業をしているので、時間が経って前に切り取ったものを失くすといけないですから、細かい部品はこの中に入れて保存します。写真では、中に製作中の火星探査機「のぞみ」(1)のスラスタが入っています。
先月、探査機のペーパークラフトというわけで最初にMMO(BepiColombo計画・水星磁気圏探査機)(2) を作りましたが、上記の備品がまだそろってなかった頃なので、強度のないふにゃふにゃな模型になってしまいました。アネハ〜(@∀@ )
なので新しい備品(要するにアロンアロファ)で徹底改造です。糊付け面積の小さいところや強度が必要なところを中心に、両面テープを取り除いてアロンアルファで貼りなおしました!
そして修復完了。
MGA(中利得アンテナ、下に伸びている細い黒いの)やブーム(両脇の長い腕)がしっかり付いていて、どんな向きに置いても大丈夫になりました。
さて、次回は「のぞみ」を作ります。ペーパークラフト組み立てのテクニックを書きますよ!
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