夏の宇宙研一般公開から久しくペーパークラフトを作っていませんでしたが、秋の筑波一般公開で月のペーパークラフト(サッカーボール型)を頂いたのでちょっと作ってみました。
組み立てるのはこれ
下ごしらえ。全体を切り抜く前に、後でやると作業しにくい入り組んだところに先に刃を入れていきます。また、例の「出ないボールペン」で折り目をつけていきます。いずれも定規をあてて丁寧に行います。
裏から見たところ
のりしろもあるのでかなり複雑な展開図になり、作業も手間がかかります。しかし面倒くさいとは思いません。無心になって作業するうちに悟りが啓けます。写経と同じで、一見単調な作業の繰り返しに見えても精神的な修養になっているのです。
切り抜き完了
切り抜いて軽く折り目を入れたらいよいよ組み立てです。組み立てたときに月面(?)とのりしろが重なる部分では、紙のふちの白い色が見えてしまいます。気になるならここでふちを目立たなくするような色を塗っておきます。
組み立て中
多面体のペーパークラフトの場合、のりしろのついていない面が1つある(ここでは南極)はずで、それを最後に張り合わせて閉じるのが一般的なやり方です。私の場合はむしろ両方の極を最初に両面テープで仮止めし、全体の形を整えながら赤道付近を接着しています。
あと少し
最後に両方の極付近を糊付けします。作業しやすいように南極を開けておいて北極を先に閉じます。繰り返しますが、南極は最後に閉じます。
できた!
ゆがみの少ない綺麗な月ペーパークラフト。
金星・地球・火星と一緒に
ぜんぶ大きさが同じなのが難点ですが(^ω^;)
月探査機SELENEと月とのツーショット
背景にある今月のJAXAカレンダーはちょうど月探査がテーマです。
11月4日、私たちのホームグラウンドである地球電磁気・地球惑星圏学会とJAXA宇宙科学研究本部が共催して、近所の相模原市立博物館で一般向けの講演会が開催されました。
一般講演会 極限の世界からの贈り物・オーロラ 〜北極・南極インターネット生中継〜
このイベントで「あけぼの」と「GEOTAIL」の解説用に、両衛星のペーパークラフト(一般公開に使用した、透明の球体に入った模型)を貸し出しました。
イベントの様子(Blog)JAXA/ISAS & SGEPSSアウトリーチ
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