後部2階建てバス(ボルボアステローペ)

JRバス関東・アステローペ
1999.8.12・下関駅前
ジェイアールバス関東「スーパーふくふく」

ボタン式オートマ  後部のみが2階建てとなっているバス、ボルボ「アステローペ」。ジェイアールバス関東で多く導入されている他、東海・西日本でも数台導入されています。 他では庄内交通(山形)などが導入しています。
 トイレなどを1階に押しやることにより定員が増えていて、1階部分は補助席兼「サロン」となっています。
 このバスは、バスでは珍しいオートマ車になっていて押しボタンによりギア切替を行うようになっています。その他にも「車間距離レーダー」なども装備してあって、いかにも「ハイテク」という感じがする車です。
 この車の欠点といえば、前と後ろで居住性が大きく異なる点があげられます。後ろに行くほど(床が高くなっているため)天井が低く、また後方の席には荷物棚がないために手荷物置き場が少ないのです。
 特にこの「ふくふく」号のように真ん中あたりから4列シートになっている場合はなおさらで、早めに予約することがおすすめです。
 また、JRバス関東のアステローペの場合、座席番号を表すアルファベットが通常と逆なので要注意です。
 普通は左側(ドア側)から順にA・B・Cとなっていますが、この車では左側の列が「C」となっています。つまり最前列の入口に最も近い席が「1A」ではなく「1C」となるわけです。ちなみに、アステローペ以外の車の場合は通常と同じ席番の付け方なので、このあたりはナゾです。
 JRバスの夜行便は九州に乗り入れていないこともあって、この車も九州ではお目にかかることはまずありません。

追記:さらに、現在は下関線の運行からもJRバス関東は撤退してしまいました(中国JRバスが承継)。


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